2022年6月26日 08:00
昨今、多くの人が不適切な言葉を使うようになってきたと感じています。
こちらからお金を支払っての業務依頼に対して、「積極的にやってますか?」の質問に「義務感で行っています」との回答で思わず契約解除しようと真剣に考えてしまったことがあります。
お金を貰った瞬間に依頼された業務は義務ではなく債務です、つまりそこには結果責任を問われるプロとしての履行保障を行わなくてはならないのです。
場合によっては不履行やミスで業務が滞れば支払い停止、更には実損が出た場合は損害賠償の対象となるのです。
つまり「義務感」と言うなら、お金を貰った瞬間に「責任感」と言わなければならないのです。
義務感を使うとしたら業務依頼の方です、仕事が無いからと仕事をあえて作ってまでもお金を支払ってあげようと考えてのことなのですから。
もしも本当に義務感という言葉が適切な心境であれば、自身のおかれた立場を正確に理解していないか全方位の視野で考えずに一つの事項だけを取り出して考える思慮に欠ける人ということになります。
何れにしても、不要な人間関係上のトラブルを起こす可能性が高い人だという評価になることは間違いありません。
不適切な言葉や不遜な表情、日頃どんなに良い人ぶっていてもいざという時に「日頃は表面だけで適当にその場で合わせて生きている人」という、薄っぺらい人間性が露見してしまいます。
本当に相手を尊敬し信頼しているのであれば不適切な言葉や不遜な表情は絶対に出てきません、それは自分の信条に対する裏切りとなるのですから。
自分の生活の為、当座のお金の為、これを優先しているからこその言葉や表情となります、こういった本心はそうそう隠し通せるものではありません。
表面だけの取り繕いは何時かは似非だとばれます、常に自分の心に正直であってほしいと昨今の起業家を見ては思うばかりです。