2026年10月12日 11:00
圃場の雑草がすさまじい勢いで成長します。
少し期間が開いただけですぐに果樹の木を覆ってしまうので、雑草刈りは夏の訪問時の日課です。
先日も雑草刈りをしていると「これ、ウマいよ!」という代表。
えーーーほんとに????!(心の声)。
↓なんだか葉に白いフサフサしたものがついてるし、写真では伝わりませんが大きくて迫力満点、いかにも雑草です!!!!という見た目。
どうみても美味しそうには見えなかったのです(ごめんなさい)。
教えてもらわなければ間違いなく雑草として刈ってしまっていたでしょう!
↓手前がシロザ。根から抜いたわけではなく上の方を摘んだだけですがとっても大きい!
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冒頭でフサフサしたもの、と書いたのは、粉状の毛です。
洗うときに良く観察して分かったのですが、↓写真中央のやわらかい若葉には両面に白い粉状の毛がついていて、成熟した葉は裏面のみ毛が残っています。
洗っているとボールに浮いてきます。
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このようにシロザの若葉が白く粉を吹くのは、遺伝子を傷つける紫外線から細胞を守るために細かい白い毛で覆い組織の損傷を防いでいるのだそう。
そしてこの白い毛は葉緑素から活性酸素を発生させることによって生産されているのだそうです。
すごい植物ですね!
しかもシロザは栄養満点!
栄養価はビタミンB1、C、Eが豊富でどれもホウレンソウよりも高くミネラルが少ないのでエグ味もありません、抗酸化食材として手軽で最適です。
またシロザは肥沃な土壌にしか生えないために土壌の窒素分の多さを示す土壌肥沃度の目安にもなっているのだそう、ということはシロザの自生していた本丸の庭はどのような野菜も育つかなり良い土壌だということです、逆にサツマイモは葉だけが大きくなるかもしれません。
シロザは、こちらのブログでも紹介しているオオアライセイトウ(ハナダイコン)などと共に、戦中戦後の救済野菜として栽培されていたほど成長が早く栄養価の高い野草です、食用部分はオオアライセイトウ同様に葉と先端の若芽部分で茎は食用に向きません。
ホウレンソウの近縁種でありほぼ同じ栄養素で特にビタミンB1とEが豊富で疲労回復・疲れ防止・アンチエイジングに効果が期待できます。
また、シロザはヒユ科でスベリヒユ同様に必須脂肪酸であるオメガ3脂肪酸を含み精神疾患の予防や治療薬ともなっています、ちなみにオメガ3脂肪酸が不足するとうつ病やADHDになるリスクが高まるというWHOの報告もあります。
尚、ホウレンソウと同様にシュウ酸が含まれるので食べ過ぎは結石を起こしやすいとされています。
シュウ酸を減らすには必ず茹でたお湯を捨てて水で何度かすすぐと抜けます。
ただしシュウ酸自体は毒ではなく、コーヒー・お茶・肉類・タケノコ・多くの葉野菜にも含まれており糖類の消化最終系でもあります、過剰に摂取するとカルシウムやナトリウムと結晶化し腎臓や尿路に結石を作りやすいとされています、あまり気にする必要はないかと思いますが不必要に摂取するのは避ける方が良いかと思います。
ちなみにシロザとオオアライセイトウはほぼ同時期に中国から齎され江戸時代から明治にかけて実際に庭や空き地などで栽培されていた野菜であり粥や汁物にして食されていました、寒さ・熱さ・乾燥に強く種を蒔くだけでどんな土壌でも育ち水やりも肥料も不要であったことでどの家庭でも手軽な野菜として栽培していたということです!
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