2023年10月23日 11:00
陰陽バランス食養学の実践を日々楽しんでいます。
先日、マトン(羊)脂身の塊1.5キロから、600mlの油を抽出し、手作り羊油(ヨウユ)を作りました!
一日がかりでとてもたいへんな作業でした。
羊油の抽出の際、このようにフライパンで加熱しながら油を濾すのですが、
残った肉(脂)を、さらに塩水の中で30分煮込んで脂を完全に取り除きました。
この時点でほとんど脂は落ちてタンパク質の塊になっています。
ミキサーでこまかくしたタマネギなどの野菜とともに、さらに土鍋で数時間、
浮いた油を灰汁とともに取り除きながら煮込みます。
翌日、ほとんど油は浮いてこなくなります。
そして、さらに煮込みます。
こうして徹底的に脂を取り除いた肉(脂)を、最終的に煮込みカレーにします。
細胞内の脂が完全に抜けたあとのこの物質は、最終的に一体どのような物質に変化しているのでしょうか。
それは、ヒアルロン酸(タンパク質)の塊です。
この土鍋にスパイスや調味料を加え、カレーにしたら、ヒアルロン酸カレーのできあがりです。
味はしっかりマトンカレーですが、ここまで脂を落とし、煮込まれたタンパク質の塊にはもちろんくさみはありません。
例えるなら牛すじ煮込みそのものです、
マトンだと気がづかずに牛すじだと勘違いする人もいたほどです。
さすがにご家庭では手間がかかりすぎるかもしれません、
しかしマトンのくさみが苦手という方にも、しっかり下処理をしじっくり煮込んだマトンのヒアルロン酸カレーならば、マトンの豊富な栄養を摂取することができることが解りました。
マトンのヒアルロン酸カレーは調味料としても使うこともできます。
こちらはキャベツの焼きそばに加えたマトンのヒアルロン酸カレー焼きそば。
カレーは冷蔵庫で1週間、冷凍庫で1ヶ月以上は持ちます。
一度作っておくと便利ですね。
マトンの陽に野菜だけで作った陰のルーを使ったカレーは、
陰陽バランスも栄養バランスも完璧です!
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陰陽バランス食養学~現代に蘇る医食同源~
「陰陽バランス食養学」は食品や調理法を陰陽スコアに置き換え、
その合計点をみれば誰でも簡単に陰陽バランスが取れているかが解るという学問。
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