2021年10月 9日 11:00
提携農家さんと越年実験栽培中の食用タンポポですが、
2年目の秋タンポポの試食を行いました。
タンポポは越年草ですので毎年収穫を期待できるのですが、
食用として越年したタンポポは、
果たして食用として活用できるのかが最大の実験テーマです。
見事に育った2年目の秋タンポポは、
小松菜やホウレンソウなどよりも大きく立派に育ちました。
まずは定番の卵とじ、
苦みは予想していたよりも少なく味はまったく問題なし。
ただし、茎の硬さは予想以上に硬くて繊維質が気になります。
ちょっと、やはり食材には不向きですね。
結論としては、
越年させずに、根っこごと収穫するに限ります!
つまり、毎年種から育てて、
その年の内に収穫するのが一番のようです!
今回は、事業化への大きなヒントを得ました!
こちらは夏に種を蒔いたばかりの、
食用タンポポの幼葉を使ったスープ。
つまり、間引きしただけなのですけれど・・
もうまったく別物、こちらはホウレンソウよりも柔らかく美味しい!
加熱すると、まったく苦味も無く美味しいです!
生で食べてもルッコラのようでまったく問題なし!
これなら、りっぱな食材になります!
と、いうことで。
2年目以降の食用タンポポは食用には適さないという結論に。
ただし、根は次回発表しますが、
1年3ヶ月で直径3cmという半端でない太さになりました。
フランス産の食用タンポポは、
春先に種を蒔き秋口までに葉を食用として収穫し、
寒くなる前の秋の葉はジェノベーゼ等の加工食材に使い、根は漢方薬として収穫という、
ベストな年間の栽培と収穫サイクルの貴重なデータを得ることができました。
今回の1年3ヶ月に渡る越年栽培実験は大成功でした!
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たんぽぽ普及協会
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