2021年10月 7日 11:00
外食よりも自炊をする方が健康的というのは常識となっています。
しかし、その常識は真実なのでしょうか。
じつは外食は不健康というのは偏ったイメージであり、
近年では、外食のほうが健康的であるという驚きの説まで明らかになってきているのです。
そのひとつの理由に「自炊」と「孤(独)食」による栄養学的なバランスの乱れ、脳内ホルモン代謝への影響が挙げられています。
まず「自炊」の落とし穴は、栄養素が偏りやすいこと。
栄養学の専門家曰く、自炊は思いこみの健康法や、好きな物・作りやすい物が優先してしまうことも挙げられ、どうしても栄養素が偏る傾向になるといいます。
たとえば調理や片付けに時間と手間のかかる料理。
価格が高く手に入れづらい食材を使用した料理。
こういった食事は継続が難しく作る頻度も落ちます。
毎日多品目を少量ずつでもバランスよく摂取していくことが本来望ましいのですが、
たとえば外食のメニューにある"15種のヘルシーサラダ"などを例にあげると、
一般家庭では、食材をいためてしまう前に食べ切ることを考えると野菜を何十品もストックしておくわけにはいかない、というのが現実的な声でしょう。
ときどき外食をして、普段家庭では不足しがちであった栄養素を知らないうちに摂取し栄養バランスを保っていた、というケースもあるそうです。
つきに「孤食」についてです。
「孤食」は精神的なものからくる脳内ホルモン代謝の関係で、消化吸収が悪くなり、そのため食欲も無くなるので、どうしても気づかぬうちに味が濃くなっていく傾向になるそうです。
さらに孤食については、脳の衰えを加速させるとまで言われています。
自分が食べ【たい】ものではなく食べ【やすい】ものに傾斜していくため、同じような物を食べ続けるためにさらに栄養のバランスが崩れ、さらに脳の不活性化を加速させてしまうという悪循環になります。
もしも一人で食べなければならない状況であれば、できるだけ人と接触する外食が脳の活性化に好ましいといいます。
こちらもみんなでおしゃべりしながら、笑いながら食べることが脳が衰えず若々しくいられるのに重要なことですね。
食のプロがこんなことをよく話します。
「美味しいと心から思って食べる食事は、すべてが薬になる。
逆に不味いと感じて食べる食事は、すべてが毒になる」と・・
そして、美味しい、不味いという感覚はその食事そのものの問題だけではないと言います。
「食事とは何を食べるかじゃない、誰とどんな空間を共有しているかが重要である」と。
「食う」という行為ではない、
「食る事」という場と空間を意味しているのです。
「食事」という漢字、なるほどど思った瞬間です!
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