2024年9月20日 11:00
野菜に含まれる最も大きな成分は「食物繊維」で、水溶性と非水溶性の2種があり、水溶性は血液をさらさらにしてコレステロールを調整し、非水溶性はいわゆるファイバーで整腸作用があります。
今回は、カブやダイコン、ゴボウなどと共に根菜類の代表である「レンコン」、別名はご存知の「ハス」です。
「ハス」の語源は花から種が出来るころの花の部分が蜂の巣に似ていることから、「蜂巣(ハチス)」と呼ばれ、それが訛って「ハス」になったという説が有望です。
また「レンコン」は、「ハス」の根の部分が連なった形であることから「連根」(レンコン)と呼ばれるようになりました。
中国から古い時代に伝えられた「ハス」ですが、いつの時代なのかは正確に記されたものはありません。
もしかしたら自然に種などが何かに付いて漂流したのかも知れません、それほど古い時代から日本に定着していました。
「ハス」には、白やピンクの大きく綺麗な花が咲くものが多く、水辺に神々しい見事な景色を作ります、また大きな種は食用としても大変栄養価が高いもので、中国では薬膳料理の一つにも加えられているほどです。
更には「ハス」の種は、地中で数千年以上も腐らずに保つことが出来るほど生命力があります。
1951年千葉県で、3000年以上も地中に埋まった「ハス」の種を植えたところ発芽したという記録も残されています。
この生命力の強い「レンコン」の主な成分は炭水化物でありゴボウと同じく食物繊維が豊富に含まれています。
またビタミンCはレモンと同じくらいの含有量で他にはミネラルも豊富です、特に鉄分が多く含まれていますので、貧血などの造血剤としても効果があります。
「レンコン」を切るとネバネバします、これは「ガラクタン」などの多糖類成分で消化不良や胃もたれなどに効果があります、肉類と共に煮込みなどに入れると相性は抜群です。
また、「タンニン」が豊富に含まれており、お酒などで胃や十二指腸が痛んだ場合など止血や消炎作用があるのでおつまみにはもってこいの食材と言えます。
煮物にキンピラに、またてんぷらと食感を楽しみながら、大いに食してほしい食材の一つです。
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