2024年9月19日 11:00
野菜に含まれる最も大きな成分は「食物繊維」で、水溶性と非水溶性の2種があり、水溶性は血液をさらさらにしてコレステロールを調整し、非水溶性はいわゆるファイバーで整腸作用があります。
今回は、地中海原産のアブラナ科の一年生草本である「カブ」、別名は「春の七草」の一つである「スズナ」です。
「カブ」の根の白い部分の特筆すべき成分は「ダイコン」と同じく「ジアスターゼ」や「アミラーゼ」があげられます、たんぱく質などの消化吸収に優れた作用を持ちます。
また、「カブ」は根の部分だけでなく、葉には優れた成分が凝縮しています。
葉の部分には、ビタミンA(カロチン)、ビタミンB1、B2、ビタミンCなどのビタミンの宝庫、特にビタミンCの含有率は野菜中トップクラスです。
オレンジやトマトのビタミンC含有率に比べても、3倍以上と濃縮されています、ここを捨ててはいけません。
更にミネラルもカルシウム、鉄分、カリウムなどが豊富で風邪予防や貧血対策には持ってこいの野菜です。
特にカルシウムの含有率は全ての野菜中最も多く含まれており、葉の部分と食することで葉に含まれるマグネシウム分と結合して骨を作ります。
女性は特に、年齢を増すごとに「カブ」を丸ごと食することをお勧めします。
韓国では、根の部分は煮物で使い、葉の部分はキムチにして春まで葉野菜を楽しみます、冬には欠かせないビタミンやミネラルが多量に含まれているので実に理にかなった食品となります。
日本では「ダイコン」も「カブ」も葉の部分を落として売られています、あの葉の部分には薬となる成分が多いので、できるだけ葉が付いた新鮮なものを購入して、漬けものにして特に寒い冬に食してほしいと思います。
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