2024年9月18日 11:00
野菜に含まれる最も大きな成分は「食物繊維」で、水溶性と非水溶性の2種があり、水溶性は血液をさらさらにしてコレステロールを調整し、非水溶性はいわゆるファイバーで整腸作用があります。
今回は、日本に伝わった外来野菜としては古株で、1200年前には韓国を経由してインドから伝わった「ダイコン」です。
「ダイコン」は、「たくあん」を筆頭に漬物としては年中食され、刺身のツマや大根おろしに始まり、サラダ・煮物・スープに「タマネギ」同様に万能野菜として定着しています。
「ダイコン」の学名は「春の七草」の一つである「スズシロ」です、この「スズシロ」は「清白」と書き、本来は女性の透き通るような白い肌の色を指して命名されたものです。
「ダイコン」の独特の辛味は、焼き魚や卵焼き、ハンバーグなどの和風ソースには良く合います、そこで成分を調べてみると実に理にかなっていました。
「ダイコン」の主成分の「ジアスターゼ」は、魚肉に含まれる毒素を分解する酵素、そして「ステアーゼ」、「オキシダーゼ」、「カタラーゼ」などの酵素は、たんぱく質を消化吸収しやすいように分解する酵素です。
つまり、魚肉などの毒素を分解して無毒化し癌予防に効き、卵や肉類のたんぱく質を分解して消化吸収を助ける生薬なのです。
消化吸収だけでなく整腸や便秘などにも効き、ビタミンCも多量に含まれていますので、女性はとくに美容と健康維持のため「ダイコン」を食べると良いでしょう。
また、先述の酵素類は肝臓の働きを良くしますので、二日酔いや夏バテなどにも効果があります。
二日酔いや二日酔い防止には、ダイコンを下ろしてその絞り汁を飲むとよいとされています。
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