2025年12月30日 07:00
身体の怪我はいつかは治ります、それが自己治癒能力という生命体が持っている生存機能です、でも薬を使っても絶対に治らないと思うのが性根(しょうね)です、これは何をやっても修正することは出来ないほど深いところに記憶された情報だと思います。
私はある程度の付き合いが深まると何気なく子供の頃の話を聞くようにしています、夏休みの宿題のこと、友達とどのように過ごしていたか、両親からよく言われていたことなどです、これらの行動記憶は13歳くらいまでにその人が生きていくために基本的情報として脳内に記憶され大人になってもこの基本的情報からくる思考やそれに司る行動は変わらないといいます。
例えば夏休みの宿題を最後に必死で終わらせるような人は大人になっても本来やらなければならないことを自覚していながら放置するようになります、無駄事に時間を使い業務遂行に必要な準備もせずして納期間際に必死になって何とか終わらせるというスタイルになります。
私の場合は夏休みの宿題は夏休みの前には日記以外は終わっており自由研究も昨年既に終わっているという常に先行型でした、したがって何事に関しても準備もせず納期ギリギリでやる人にものすごいストレスを感じてしまいます、こういった基本思考が異なると互いに互いの存在がストレスの対象になることは心理学を持ち出すまでもなく当たり前の事実としてほとんどの人が体験していると思います。
経済的余裕や精神的余裕があると多くの人は性根を隠して過ごすことができます、しかし一旦経済的余裕や精神的余裕が無くなると一気に性根が表面化します、つまり悪癖を持っている人は悪癖が表面性格として出てきてしまうのです、それが人が変わったようにミスを連発したり周囲と軋轢を生んだりするのです。
何れにしてもちょっとしたきっかけで性根が表面に出てしまう人は自律した大人ではないのです、だから平和に暮らしたいと思うなら性根を出さずに済むように各種の余裕感を得ることが肝要だと思います、「余裕感」は如何なる人生においても成功するための必須最低条件だと思うのです。