2024年6月27日 09:00
今日は、教科書で勉強したけれど実際にはあまり使われない英語表現についてです。
1. How do you do?
はじめまして、という初対面の挨拶です。
非常に古風でフォーマルなので、I'm good. のようにカジュアルに返事ができない挨拶です。返事は同様に How you you do? と返します。
国や地域によって今も使われていますが、古風さがゆえに富裕層のジョークとして使われたり、いわゆる死語のように扱われている地域もあるので、初対面での挨拶には一般的な
■ Nice to meet you.
■ I'm glad to meet you.
などを使う方がおすすめです。
2. I beg your pardon?
聞き返すときにつかう定番のフレーズです。
かしこまりすぎて「今なんておっしゃいました?」と少し怒っているようにも聞こえてしまうので、pardon を使うなら pardon me? やpardon? くらいで十分です。
Pardon 自体を古風すぎて使わなくなったと言う方もいますが、普通に使う・年配の人が使う・イギリス英語圏ではたまに聞く、など実際には様々のようです。
聞き返すときによく使われるのは
■ Sorry?
■ What's that?
■ Could you say that again?
■ Excuse me? (強めに言うと、今なんて言いました?と怒っている雰囲気になってしまうので少し注意しましょう)
3. whom
who の目的格であるwhomです。
whomの文法例
①疑問詞
I bought a present for her.
「彼女にプレゼントを買いました。」
→ 疑問形にする「誰にプレゼントを買いましたか?」
Whom did you buy a present for?
または、For whom did you buy a present?
②関係代名詞
I met the person yesterday. The person was very talented.
「昨日、人に会いました。その人はとても才能豊かでした。」
→ 1文にまとめる「昨日会った人はとても才能豊かでした。」
The person whom I met yesterday was very talented.
日常会話でこれらの文法を意識して whomを使うのが堅苦しいので、whoで済ませてしまおうというわけです。そうすると以下のようになります。
■ Who did you buy a present for?
■ The person who I met yesterday was very talented.
よく聞くフレーズで、
■ For who? 誰に?
■ With who? 誰と?
がありますが、もともとは For whom? With whom? が文法上では正しいです。
ある海外ドラマで、生徒が For who? と言ったら、厳しい先生が You forgot "m"! と叱るシーンがありました。絶対に whom を使わないわけではないけれど、whom を使うのは堅苦しいという風潮が一般的になりつつあるようです。
今はたくさんの学習ツールがあります。できるだけ最新の教材で勉強したり、動画やネット配信などで生きた英語に触れる機会を増やしていくことがおすすめです。