do は Do you ~? や I don't ~. など助動詞として使われるイメージがありますが、実際には「何かをする」という動詞として日常的によく使われていて、ネイティブたちの会話で頻繁に飛び交う単語です。
日常的な使われ方として、大きく2種類あります。
①動作「~する」
②強調「本当に」
今回は例文を用いていくつかご紹介したいと思います。
①動作「~する」
1. 仕事や家事、日常的な動作を表す
do は 一連の動作を推測させるニュアンスがあります。
たとえば wash the dishes と do the dishes の場合、前者は「お皿を洗う」という動作を表しにとどまりますが、一方で後者は、お皿を洗って乾かして食器棚に片付けるまでの一連の動作を含有します。
■ do software updates:ソフトウェアの更新をする
■ do the bookkeeping :帳簿を付ける
■ do the laundry:洗濯をする
■ do the window:窓を拭く
■ do the room:部屋を掃除する
■ do my hair:髪を整える
■ do makeup :お化粧をする
2. スポーツに関する動作を表す
ボールを使わないスポーツや格闘技、一人で行うエクササイズやレクレーションなどに使われます。
■ do karate:空手をする
■ do yoga:ヨガをする
※関連記事 スポーツやレジャーは play / do / go どれを使う?
https://function5.biz/blog/moon/2021/06/24784.php
3. 食事に関する動作を表す
「~を作る」「~を提供する」「~にする」という意味で使われます。
■ ex.1
A: Smells good.「いいにおい。」
B: I'm doing hamburg steaks tonight.「今夜はハンバーグだよ。」
■ ex.2
A: Do you do breakfast?「朝食はやってますか?」
B: Yes we do.「はい、やっております。」
■ ex.3
A: I need a break.「休憩したいな。」
B: Let's do lunch.「お昼にしよう。」
■ ex.4
A: How about to go out for dinner.「夕食にでかけない?」
B: Sounds good. Let's do Chinese. 「いいね。中華にしよう。」
4. 推測される動作を表す
自動詞として使われるケースです。「なんとかする」「なんとかなる」というニュアンスになります。
■ That will do.
「それで結構です。」
■ This room will do for a workshop.
「この部屋は作業場として使えそうだ。」
② 強調「本当に/ とても / 確かに/ やはり /実に」
強調したい動詞の前に置いて使われます。
■ I do want to see that movie.
「その映画をすごく見たいです。」
■ He does know that.
「彼はよくわかってるよ。」
■ I did do that.
「確かにやったよ。/やったのは私です。」
スポーツには一般的に play を使いますが、play が使えないスポーツもあります。それらには go や do を使います。
今回は play / go / do の使い分けをお伝えしたいと思います。
play
チームで競うスポーツや、ボールや道具を使うスポーツ、対戦相手がいるチェスやダーツ、テレビゲームなどにも使います。
play basketball : バスケをする
play golf : ゴルフをする
play tennis : テニスをする
play football : サッカーをする
play rugby : ラグビーをする
play hockey : ホッケーをする
play badminton:バドミントンをする
play darts:ダーツをする
play video game テレビゲームをする(※テレビゲームは和製英語です。)
go
~ing 形で表されるスポーツやアクティビティ、レジャーなどに使います。
go running:ランニングをする
go cycling:サイクリングをする
go surfin: サーフィンをする
go scuba diving:スキューバダイビングをする
go snowboarding:スノボーをする
go camping:キャンプをする
go fishing:釣りをする
go hiking:ハイキングをする
go mountain climbing:登山をする
go driving:ドライブをする
do
格闘技やボールを使わないスポーツ、一人で行うエクササイズなどに使われます。
do judo:柔道をする
do karate:空手をする
do yoga:ヨガをする
do aerobics:エアロビをする
do athletics:陸上をする
do gymnastics:体操をする
do sit-ups:腹筋をする
do some weight training(※ ing 形の動詞ですが go ではなく do を使います。さら some を付けて、do some の形で使われます。)
今日は、教科書で勉強したけれど実際にはあまり使われない英語表現についてです。
1. How do you do?
はじめまして、という初対面の挨拶です。
非常に古風でフォーマルなので、I'm good. のようにカジュアルに返事ができない挨拶です。返事は同様に How you you do? と返します。
国や地域によって今も使われていますが、古風さがゆえに富裕層のジョークとして使われたり、いわゆる死語のように扱われている地域もあるので、初対面での挨拶には一般的な
■ Nice to meet you.
■ I'm glad to meet you.
などを使う方がおすすめです。
2. I beg your pardon?
聞き返すときにつかう定番のフレーズです。
かしこまりすぎて「今なんておっしゃいました?」と少し怒っているようにも聞こえてしまうので、pardon を使うなら pardon me? やpardon? くらいで十分です。
Pardon 自体を古風すぎて使わなくなったと言う方もいますが、普通に使う・年配の人が使う・イギリス英語圏ではたまに聞く、など実際には様々のようです。
聞き返すときによく使われるのは
■ Sorry?
■ What's that?
■ Could you say that again?
■ Excuse me? (強めに言うと、今なんて言いました?と怒っている雰囲気になってしまうので少し注意しましょう)
3. whom
who の目的格であるwhomです。
whomの文法例
①疑問詞
I bought a present for her.
「彼女にプレゼントを買いました。」
→ 疑問形にする「誰にプレゼントを買いましたか?」
Whom did you buy a present for?
または、For whom did you buy a present?
②関係代名詞
I met the person yesterday. The person was very talented.
「昨日、人に会いました。その人はとても才能豊かでした。」
→ 1文にまとめる「昨日会った人はとても才能豊かでした。」
The person whom I met yesterday was very talented.
日常会話でこれらの文法を意識して whomを使うのが堅苦しいので、whoで済ませてしまおうというわけです。そうすると以下のようになります。
■ Who did you buy a present for?
■ The person who I met yesterday was very talented.
よく聞くフレーズで、
■ For who? 誰に?
■ With who? 誰と?
がありますが、もともとは For whom? With whom? が文法上では正しいです。
ある海外ドラマで、生徒が For who? と言ったら、厳しい先生が You forgot "m"! と叱るシーンがありました。絶対に whom を使わないわけではないけれど、whom を使うのは堅苦しいという風潮が一般的になりつつあるようです。
今はたくさんの学習ツールがあります。できるだけ最新の教材で勉強したり、動画やネット配信などで生きた英語に触れる機会を増やしていくことがおすすめです。
現地で学んだネイティブがよく使うフレーズや文法などを紹介しています。
今日は「話す」「言う」の talk, speak, tell, say の違いについてまとめました。
talk
複数人で言葉のキャッチボールをする状態を示す「話す」です。
■ Let's talk about our weekend plan!「週末の予定について話そう!」
■ Can we talk now?「少し話せる?」
speak
talkとの違いは、聞き手がいるいないに関係なく言葉を声に出している状態を示す「話す」です。講演会などで話す様子や、基本的には「音を出す」という意味から、speak Japanese(× talk Japanese)と言ったように "言語"を話すという意味のときに使われます。またビジネスシーンで talk の代わりに使われることが多く、speak を使うことで"真面目な話をする"というニュアンスを含み、"フォーマルさ"が伝わります。大統領の演説などでも I speak to you! と言っているのを耳にします。
■ She speaks five languages.「彼女は五か国語話せます。」
■ He will speak about Love at tomorrow's lecture.「明日の講演会で彼は愛について話します。」
■ I would like to speak to Mr Tanaka.「田中さんとお話したいのですが。」
※ talk も使えますが speak の方がビジネスシーンでは自然で、ネイティブは speak をよく使っているようです。
say
発言した言葉や内容にフォーカスが置かれます。セリフや言葉を引用するときにも使われます。
■ Please say hello to her.「彼女によろしく伝えてください。」
■ I said "No".「私は"ノー"と言いました。」
tell
相手に必要な情報を伝えたり教えたりすることにフォーカスが置かれます。「命令する」という意味でも使われます。teach「教える」と混同しがちですが、teachは教科や知識を教えるというニュアンスがあり、先生と生徒の関係で使われるのが一般的です。必ず伝える相手がいることが前提なので tell+人が基本形です。
■ Could you tell me your phone number, please?「電話番号を教えていただけますか?」
■ My boss told me to finish them by noon.「上司はそれらを昼までに終わらせるように言った。」
■ I can tell.「私には分かる。」
※ 確信しているという意味合いの定番フレーズです。tell+人の基本形で使われない場合は「分かる・気づく」という意味になります。
現地で学んだネイティブがよく使うフレーズや文法などを紹介しています。
look, see, watch はどちらも「見る」という単語ですが、使い方に違いがあります。
look
「自分から意識的に視線を向けて見る」という意味になり、探したり待ったりするニュアンスでイディオムとしてもよく使われます。
■ Look at her.「彼女を見なさい。」
■ I'll look into it.「調べておきます。」
■ Are you looking for a job?「仕事を探しているんですか?」
■ I'm looking forward to seeing you again.「またお会いできるのを楽しみにしています。」
see
「自然に視界に入ってきて目に見える」という意味で使われます。
■ Can you see me?「私が見えますか?」
■ I saw her at Tokyo station yesterday.「東京駅で彼女を見た。」
■ See?「ほら、言ったとおりでしょう?」
※見たでしょう?という意味で使われる定番フレーズです。
■ Good to see you again.「また会えて嬉しいです。」
※ Nice to meet you.は「知り合いに慣れて嬉しいです。」の意味で初めて会った人に使います。
watch
「じっと注意して見る」と意味で、動いているものを意識的に注意を向けて見たり「動きに変化がないか注視する」というニュアンスも含んできます。
■ He is watching TV.「彼はテレビを見ています。」
■ I watched kids play in a playground.「子供たちが遊び場で遊んでいるのを(ずっと)見た。」
■ Watch your step.「足元注意」
■ Could you watch my bag?「私のカバンを(盗まれないように)見ておいてくれる?」
※「映画を見る」はwatch と see の両方が使われるので少し注意が必要です。watch a movie は、TVと同じように家で映画鑑賞するニュアンスです。see a movie は、映画館に行って映画を見るとき、そして過去の話をする時はseeを使うケースが多いようです。
■ Let's go see a movie tomorrow.「明日映画館に行こう。」
■ The movie that I saw yesterday was interesting.「昨日見た映画は面白かった。」
■ I haven't seen that movie yet.「まだその映画を見ていません。」
他にも「見る」には、
■ stare at~「じろじろ見る」
■ glance at~「ちらっと見る」
■ gaze at~「(興味を持って)熱心に見る」
などがあります。
ネイティブたちは細かいニュアンスの違いを単語の使い分けをして表現しています。使い分けを覚えて、伝えたいことを的確に表現できるようになりましょう!