現地で学んだネイティブがよく使うフレーズや文法などを紹介しています。
日本語では時間や日付をすべて「~に」で表現できます。一方で英語では「朝に」はin the morning、「正午に」はat noon、「午後に」はin the afternoon、 「夜に」はat night、「日曜日に」はon Sundayなど、バラバラです。
前置詞にはコアとなる意味やイメージがあり、それに基づいて使われています。
【in →「~の中にある」】
「空間」や「幅」を表します。
I graduated from university in 2002.「2002年に大学を卒業した。」
I will finish it in 10 minitues.「10分で終わらせます。」
【on →「~に接触している」】
「曜日や日付という塊の上に接着している」状態を表します。
I did yoga on Saturday. 「土曜日にヨガをした。」
I'm going to visit Tokyo on March 25.「3月25日に東京に行く予定です。」
【at → 「点」】
1.「ピンポイントな時間」を表します。
I get up at 6 o'clock every morning.「毎朝6時に起きます。」
ex. at noon / at midnight / at daybreak
2.「特定の行動と結びつく時間」を表します。
She is at lunch.「彼女はランチ中です。」
※なぜmorning は in で night は at なのか
昔は「夜」イコール「寝る」という特定の行動だけでした。at lunch が「ランチしている時間」を表していたように、at nightは「夜に就寝している時間」を表していたのです。現代は夜は寝るだけではなく様々な活動ができるようになりましたがat nightでそのまま使われているのです。
一方で朝 morning の活動は人それぞれで特定ができませんでした。そのためinという幅を持たせた表現となりました。
※応用編
昨日の午前中
→yesterday morning
yesterday / tomorrowなどを使うときは前置詞 in the を外します。
土曜日の夜
→on Saturday night
曜日に合わせてonを使います。
今週の土曜日の夜
→this Saturday night
this / next / last などを使うときは前置詞 on を外します。
9月1日の晩
→on the evening of Semptember 1st.
on the morning of ~など、ofの後に日付を持ってきます。
基礎の基礎ですが大事な部分なので、ビジネスでも日常の場面でもとても役に立つと思います。自然に口から言葉が出てくるまでぜひ練習してみてください。
現地で学んだネイティブがよく使うフレーズや文法などを紹介しています。
a や the などの冠詞は日本語にはない概念なので苦手意識が多い学習者が多いようです。
とくに the については「既に話題に出たもの、または特定のものを表すときに使う」ということくらいしか学校では習わないかもしれません。
理解が難しい the ですが、最低限おさえておくと良いポイントや、覚えておくと良いイディオムなどをご紹介したいと思います。
☆よくあげられる例に以下の2つがあります。
<例文1>
She already left office.「彼女はもう会社を辞めました。」
She already left the office. 「彼女はもう帰宅しました。」
<例文2>
Do you have time?「お時間ありますか?」
Do you have the time?「今何時ですか?」
場所や建物や物などに対して the を使う時は、それら自体に焦点があたる。使わないときは、その場所や建物や物で行われると連想できるできごとや行動を表す。
leave the officeは「その建物自体を去る」というニュアンスで「帰宅する」 という意味になり、leave officeだと、会社で行われること=つまり働くというできごとや行動を表し、「働くことを去る」つまり「辞める」という意味になります。
timeも、the を付けることで時計を表し「何時ですか?」という意味になり、付けないことで時間(なにかをするための時間)というイメージになります。
☆こういった理由から、以下の例のようにニュアンスが変わってくることが理解できると思います。
<例文3>
I went to prison.「私は服役した。」
I went to the prison.「私は(用事があって)刑務所に行った。」
<例文4>
He went to sea last month.「彼は先月、航海に出た。(船乗りになって海に出た。)」
He went to the sea last month.「彼は先月(レジャーなどの目的や何かの用事があって)海に行った。」
<例文5>
I need to go to hospital.「私は病院に行かなくてはならない。(診察や治療、入院をしなくてはいけない。)」
I need to go to the hospital.「私は(お見舞いなどの用事があって)病院に行かなくてはならない。」
※ 診察を受けるときは通常 see a doctor と言います。
☆以下の3つのイディオムは、なぜ冠詞が入らないのかという疑問でよく挙げられる例ですが、上記の理由によるものです。(特定したいときはtheを入れて使えます。)決まった表現ですので、そのまま暗記してしまいましょう。
go to school「学校に通う・学んでいる・学生である」
go to class 「授業を受ける」
go to bed 「寝る」
☆the があるかないかで意味が違うイディオムです。ニュアンスの違いをイメージしながら、一緒に暗記しましょう。
in case of と in the case of
in case of「もし~が生じたならば」「~の場合に備えて」
in the case of「~について言えば」「~に関しては」
in front of と in the front of
in front of「~の前に、~の目の前に」
in the front of「~の前部、最前部に」
in back of と in the back of
in back of「~の背後に」
in the back of「~の後部、最後部に」
自然な英語を話すのために大事な冠詞ですので、難しいですが少しずつ感覚を掴んでいきましょう。