改修建物全体で既存のエアコンは2ヶ所設置されています。
母屋の茶室に1、別館のリビングに1。
この地はやや寒い地域なので当時はエアコンが無くても夏の夜は涼しく、冬はこたつやストーブで暖を取っていたので問題なかったと思われます。
ただ、冷房はこの2台で賄えそうですが、昨今の夏を乗り切るにはなかなか厳しかったかもしれません。

母屋のエアコンは茶室の出窓の上部の隅に隠れていて熱効率は悪そうです。
スイッチオン!
稼働はしますが古いのでパワー不足です。
改修で内部建具がなくなり大空間となるのでキッチン側に位置を変更するとともに業務用の20畳用を設置します。

別館のリビングの方も確認します。
スイッチオン!
あれ?
稼働しません。
こちらはこの位置で業務用12畳用に交換です。
別館の階段下収納は既存のベニヤ板が薄く、強度も低い。

こんな薄い材料を使っているのかと驚きつつ、そのまま補修してクロスを張ったらすぐ破けてしまうので石膏ボードを下地として張ることに。

安心してクロスが張れます。
改修工事の検討をしていく中で、部屋と収納、部屋と廊下等の床の境界部分の処理を考える必要があります。
最初から一体的な空間の予定で一気に解体したのであれば敷居ごと撤去して同じフローリング材で床は壁から壁まで張れるのですが、今回は部屋の床を先に張って、後から収納の床も張って一体的にするなど追加工事対応の多い現場となっています。
この中で別館の既存のリビングの床は残すのですが、収納の床はベニヤ板張りなので収納の中だけフローリング材を張ります。

↑ 別館1階リビング収納
敷居を撤去してリビング側の床に続けてフローリング材を張ってしまうとしっかり止められないので床材が浮き上がってきたりします。
写真の収納の床はベニヤ板を撤去して新たにフローリング材を部屋と同じ高さに張るので、境目にある敷居を残すか撤去して新しく見切材を入れるか・・・。
部屋ごとに材料の形状が違うので、棟梁と材木屋さんとどのような収まり(仕上げ)にするか相談して進めていきます。
床と壁の境界は巾木という見切り材を壁に付けます。
こうすることによって床や壁の隙間が隠せたり壁紙が張りやすくなったりします。
また、掃除機などがぶつかっても壁が傷つくことも防止できます。

ただ、猫のひっかき傷までは防止できません。

別館で飼われていた猫は所々に爪痕を残しています。

その一つ、キッチンカウンターの下の巾木です。
塗装補修するか張りなおすか・・・。
ここまでの傷があったのでは張り替える方がよいのですが当時と同じ材料はありません。
材木屋さんからは同じ高さの白木を張り、塗装対応でいかがでしょうかと提案をいただきます。
代表に確認すると
OK!
途中からデザインが変わりますが、きれいに仕上がるのではないかと思われます。
母屋の外壁沿いの壁を張るのに際し、断熱材が入っていなかった部分はグラスウールを充填して断熱性能をアップ。

↑ 母屋旧サニタリー
この建物は造りがよいので隙間風などはありませんが、当時はそれなりに寒かったのではないかと推測します。

↑ 母屋旧キッチン出窓下
部屋の雰囲気ががらりとかわり、開放的で明るくなってきます。