2024年7月30日 08:00
美味しい山菜や野草など、旬な物を食べてデトックスや健康維持に努めましょう。
野草といえばイタリアンで最近よく使われる「ルッコラ」ですが、実はこの野菜が栽培されるようになったのはほんの20年程前です、それまでは野に自生していた野草なのです。
「ルッコラ」は和名で「キバナスズシロ」、つまりダイコンの一種でダイコンほど根は大きくならない品種であり、生で味わえば確かに大根の味がかすかにします。
さて、そんなことをきっかけに日本でも食用に適す野草は有るのかと調べてみたら、恐ろしいほどの種類が有るので驚きました。
結論的には、「毒性が無ければ味は別にしてほとんどの野草は食べられる」ことが解りました。
ただし、ヨモギやセリなどとそっくりな強毒性を持つ野草も多いので、野草を自身で採って食べるのは熟知してからにしてほしいと思います。
そう言えば、パリで仕事をしていた頃はサラダによくタンポポが使われていました。
ちょっと苦味があるがフレンチドレッシングとの相性は抜群で、飽きがこない味で慣れれば毎日でも食べたいものに変わります。
日本でも明治の初期まで飢餓防止でタンポポの栽培を推奨されていたという記録があります、どうりで日本中どこに行ってもタンポポが自生しています。
花から根まで全て食べる事ができる栄養満点の万能野草、何故食されなくなったのでしょうか?
サラダは勿論、パスタにピザになかなかの味です。
何でも手に入る時代、健康ブームと相まって意外やこういう野草系が今後のトレンドになるのかもしれません。
韓国にはヤチェ(野草)と銘打った店があります、これは旬な天然山菜や野草を1年中食べられるレストランで、日本でも何時も目にしている野草が夏場だと何十種類も出てきます。
これらの野草をベースに半熟卵やカルビ焼きと混ぜて食べるビビンバは意外と美味くてびっくりします。
日本でも、こんな店が誕生する日がそう遠くないのかもしれません。