2024年10月19日 08:00
以前から何度か公表していますが、ファンシーフーズは「皮膚疾患」と「精神疾患」に関して特に注目して食の在り方を研究しています。
この2つの疾患が近年急増している背景に、身体個性と食の摂り方に原因があるという各種の報告があります。
また、身体個性は生まれてからの食事の内容に起因していると考えられています。
つまりは、食によって予防し食によって自然治癒できる可能性が高いのです
したがって、食をテーマとしているファンシーフーズが取り組むべき課題だと考えています。
さて、「皮膚疾患」と「精神疾患」、この2つに共通して不足すると発祥しやすいビタミンが有ります、それは「ナイアシン」という成分です。
「ナイアシン」は、ニコチン酸とニコチン酸アミドの総称でビタミンB3 とも呼ばれている成分で、不足すると糖質・脂質・タンパク質の分解が正常に行われず皮膚炎(発疹)・口内炎・神経炎・下痢などの症状を生じます。
これらは、慢性的に不足するとアトピーや尋常性湿疹、脳内ホルモンの分泌障害による精神疾患に移行することになります。
つまり日常的に「ナイアシン」を摂取できていれば、徐々にアレルギー症状を抑え精神も安定してくるのです。
この「ナイアシン」を多く含むものは肉類では豚レバーと鶏肉、魚介類ではタラコ・カツオ・マグロ・サバなど、その他の食品では海藻類とキノコ類などとなります。
ここで、意外なのがインスタントコーヒーに「ナイアシン」が多量に含まれているのです。
液体のコーヒーを顆粒状にするための添加剤に、ナイアシンを含む調整材が使われているからです。
ドリップコーヒーは香りも良く美味しいのですが、栄養素的にはインスタントコーヒーに軍配が上がります。
朝・昼・夜、1日3杯のインスタントコーヒーと、海藻類やキノコを多く取り入れた食事を心がけるとこれまで通りの食事でも不足することはなくなるでしょう。
また、アルコールが分解され生成される毒素であるアセトアルデヒトはナイアシンが不足すると分解されません、したがってお酒を飲む人はより多くのナイアシンを摂取していただきたいと思います。