2024年5月20日 01:00
ビジネス然りで人生そのものが思い通りに上手くいってない人の多くの誤りは真実の本質が見えていないということに尽きます、さて真実とはいったい何でしょうか、真実とは実際に起きている事象そのものなのです、決して目で見えているものだけが真実ではありません。
ノーベル賞受賞者の天才科学者の一人であるバートランド・ラッセルは「煙を見て、そこに火があると思い込む人は愚かである」というけだし名言を残しています、「煙=火」、この見えている事象を脳の手抜き処理による合理化によって勝手に思い込んでしまう、これこそが真実を追求できない人の最大の特徴であり自身で追求することを怠り常に世の中に存在する嘘に翻弄される人なのです。
煙は火が無くても条件が揃えば化学反応によって何時でも起こります、これを単純に火による燃焼と結論付けしてしまえば新たなる発見を得ることはできません、バートランド・ラッセルは真実のような仮定と推論から導き出せる真実ではない結論という「パラドックス理論」を極めた天才科学者です、それを理解できる人にはこの名言はなるほど深いものがあると感じ入ります。
見えている事象だけを信じる人はあえて見せている人にはいとも簡単に操られてしまいます、人は時に「玉(ぎょく)を隠して石を見せる」という見せかけのテクニックを繰り出すものです、これもビジネス兵法の一つです、真実を見極められる人は見えている事を信じません、起きている結果だけを信じます。
例えば私のメインの会社は40年継続中で設立来23期連続黒字を達成し3期を除くトータル37期で黒字です、その他の会社もほとんどの期で黒字です、また過去20社近く設立した会社を1社も倒産させたことがありません、これが結果という紛れもない真実です、その瞬間の状況だけを見て判断する人はこの真実の裏にある本当の意味での経営テクニックを得ることは一生かけてもできないでしょう。