2023年11月15日 01:00
「価値」を見出す、「価値」がある、「価値」を付加するなど、一口に「価値」といってもその意味合いは様々です。
コンビニではおにぎりは120円で売っていてコーラは150円で売っています、人が生産したもので値段のついていないものを探すほうが難しいくらいです、お金を対価として支払うにはそこに「価値」がなければなりません、ここで「価値」とは何だろうかを考えてみましょう。
「価値」とは実に曖昧で捉え難いものはありません、しかし確かに商品には「価値」があって値段がついています。
例えば私が買うネコグッズはネコ好きにはたまらなく「価値」のあるものですが、ネコが好きではない人にとっては何の価値もありません、宝石にしても別に着飾ることに興味のない人たちにとってみればただの高い石だろうし、車にしたって燃費よく街中を走りたい人であればベンツでなくても構いません。
「価値」というのは人の数だけ存在していると考えるのが正解なのかもしれません、ある人にとってはとてもかけがえのないものが別の人からすればまったく価値のないものとして映るのです。
これは直接的に購買行動につながり、買ってもらうためには相手にとって「価値がある」と思えるものでなければならないのです。
人は自分が「価値がある」と認めたものにはお金を払いますが、どんなに素晴らしいものでも「価値がない」と思えばそれにお金を投じることはありません。
今あなたが売ろうとしているものは誰にとってどんな価値を秘めているのかを再確認する必要があります、自分にとってはどれだけ価値があると思っていても相手が「価値がない」と判断してしまえばそれまでなのです。
自分の扱っている商品やサービスがあなたにとってではなく、あなたの顧客にとって価値あるものになるためにはどうすればよいのでしょうか、こんな極めてシンプルなことを深く突き詰めていくのがビジネスの原点であり、これをしっかり行えば自然に売上はあがっていくものなのです。