2023年10月 9日 01:00
思考領域の余裕はビジネス然りで何事を行うにも重要不可欠な事項です、思考領域に余裕が無いと本当に身動きが取れなくなったりパニックを起こしてしまいます、ところで思考領域の余裕とはどこから来るものでしょうか、それは脳内の思考領域の残量と言っても過言ではありません。
簡単に例えるとパソコンのメモリ領域が少なくなるとCPUは空き領域を探そうとフル稼働します、そのうち固まってしまうか暴走してしまいます、思考領域の余裕が無いとこれとまったく同様の現象が起きるのです。
何が起きようが常に冷静で居られる人の理由として一つは他の人よりも思考領域が広いということ、もう一つは常に思考領域に空きを作っているということがあげられます、思考領域に空きを作るとは考えなくてはならない事を保留しないということです、今やるべき事を明日に延ばさず今やることが重要です。
嫌な事や都合の悪い事であれば尚更のこと積極的に問題や障害をクリアして思考領域を空けておく必要があります、空きの無い思考領域の脳が導き出す結論はたった一つです、それは「現実逃避」という行動です。
嫌な事を忘れることで空き領域を広げようと脳が頑張ります、でも実際はその現実逃避行動によって更に新しい情報が入り問題を発生させ空き領域をどんどん食いつぶしていきます、最も厄介なのは問題や障害は自然に消えることはないどころか現実逃避している間に更に事態は悪化してくるということです。
カウンセリングなどで思考をチェンジするという手もありますが、これは問題や障害が自分の思考にある場合は得策ですが他者の絡む問題や障害は自身の思考を変えても決して解決することはあり得ません。
重要なのは自身が嫌な事を意識しないようにする逃避行動ではなく、どうやって目の前の問題や障害を取り除いていくかという積極的且つ具体的なソリューション手法なのです、自分の思考領域の広さを知って領域を空ける方法を知っている人は何をさせてもそれに集中できます、だから何をさせても上手くいくのです、これが成功者脳と言われる所以です。
やれば解決する問題や障害を先延ばしする人は常に思考が空回りします、これでは自分で自分の首を絞めているのと同じです、逃げていては解決する事も解決しません、まずは現実と真摯に向き合うことです。