2023年9月27日 01:00
プロ野球名バッターの「ヒットとホームラン」に関する哲学的な談話を集めて比較してみたら面白いようにそれぞれの個性が浮かび上がってきました、「ヒットはホームランの打ち損じ」とは中村紀氏の談話、「ホームランはヒットの延長」とは松井稼氏の談話、「ヒットとホームランは別物、狙って打つのがホームラン」とはイチロー氏の談話です。
名バッターと言われる人たちでもヒットとホームランに関する捉え方や思考がまるで違っているのが面白いです、これをビジネスで考えてみてヒットを安定継続的な業務請負契約案件、ホームランをスポットの高利益大型案件として置き換えてみるとどうでしょう?
おそらく成功している経営者はそれぞれに違った表現をするに違いありません、こういうビジネスに関する姿勢を「ビジネスマインド」と言います。
このビジネスマインドがパートナーと異なっていると何処かですれ違ってきてしまいます、また多くのプロ野球名バッターに共通している「追い込まれるとホームラン狙いとなって三振や凡打となる」という言葉はビジネスでも同じことが言えます。
単発のホームランは確実に点が入るが限定的です、四球やヒットで塁を埋めながらのホームランは大得点に繋がります、これもコツコツと累を埋めていくことが如何に重要であるかということでビジネスにも共通しています。
そして「ヒットやホームランは結果、ただ来た球を打つんですよ」という達川光男の談話は、起業間もなく事業ベースがまだ固まっていない人には大きな気付きとなる言葉ではないでしょうか。