2023年1月 4日 04:00
自分の良く知った道は、
勝手が解っているので歩くに容易い。
ただ、ときに人は好奇心に煽られ、
未知なる道を歩いてみたくなるようだ。
始めは新鮮で見るものすべてが輝いて見える。
「こんな世界が存在していたんだ!」
出会う人もまた出会ったこともない人達ばかり。
一抹の不安の中にもワクワクするものを感じる。
でも、それはほんの刹那な瞬間だけだ。
知らない道は進めば進むほど、
好奇心から恐怖心へと変わり心身を襲ってくる。
期待が失望に変わり不安で押しつぶされそうになる。
引き返すも地獄、進むも地獄、
立ち止まれば更に深い地獄に引き込まれる。
知らない道を歩くときは、
その道を良く知った人の後に付いて歩くに限る。
けっして知ったかぶりには付いていかないことだ。
置いてきぼりにされ身動きとれなくなるのがオチだから。