2025年5月22日 08:00
今年の5月は例年になく異常気象が続いています、何が異常かというと5月に入り晴れの日が少なくほとんど曇りか雨です、これは相当植物にとって致命的なダメージを齎します。
一つは日照不足と水分過多によって植物が徒長することです、徒長とはモヤシ状態になることで茎や葉がぐにゃぐにゃで茎が間延びします、したがってちょっとした風でも倒れてしまいます、またこの状態で晴れの日に紫外線を受けると葉焼けを起こして枯れてしまいます。
もう一つが気温が上がってきているので長雨によって高温多湿状態が続き根が呼吸できずに窒息し根腐れを起こしてしまうのです、この原因は根が弱っているところに土壌の菌類が多湿によって繁殖し根まで分解してしまうからです、また土壌の表面にカビなども繁殖し茎や葉を枯らしてしまいます。
更に茎や根が弱っている状態で今度は夏の高温にさらされたらどうなるかは考えるまでもなくほとんど枯れてしまうでしょう、また夏前に梅雨に入り異常気象の5月を乗り切った植物も致命的なダメージを受けることになります。
曇りや雨の日が続き徒長してしまった種を撒いて1週間後の二十日ダイコン
私の農地菜園やベランダ菜園の野菜の多くも既にヤバイ症状が出始めています、農地菜園ではカボチャが全然育たなく葉は虫に食い荒らされています、葉に元気がない証拠です、またベランダ菜園の野菜類は芽を出すも徒長して本葉が出る前に横になってしまっているものが少なくありません、ということで今年の夏はまたぞろ野菜が高騰するのではないかというシグナルが灯っています。