2023年8月14日 07:00
ファンションなどと同様にオーディオにも年代による流行り廃りが存在しています、アンプはオーディオが一般的に普及しだした70年代のハイエンド機は全てがプリアンプとパワーアンプに分かれたセパレートアンプでした。
この頃には各社はチャンネルデバイダーというマルチアンプ方式を意識した機器も出していました、チャンネルデバイディングは2~4つに周波数を分けそれぞれにパワーアンプを繋げてそれぞれのスピーカーユニットに繋ぐ方式です。
80年代に入るとこれらのセパレートアンプで培った技術を統合した高級プリメインアンプが台頭しセパレートアンプは徐々に市場から消えていきます、スピーカーもネットワークによって2ウェイとか3ウェイに対応する方式が一般的になりマルチアンプ方式は廃っていきました。
80年代のハイエンド機はシルバーやシャンパンゴールドという豪華さを誇る色となり、ミドルクラスとエントリークラスはブラックフェースと色も分かれてきます。
90年代に入るとオーディオ氷河期が始まり横幅が3分の2サイズのミニコンポが主役になります、またブラックフェースはAVアンプに移りハイファイオーディオアンプはシャンパンゴールドに変わります。
スピーカーでは70年代は大型3ウェイが基本でしたが80年代に入るとコンパクトな中型2ウェイとの混在となります、90年代にはサイズは更に小さくなり小型2ウェイブックシェルフが台頭してきます。
80年代後半からはホームシアターが全盛期に入り、トールボーイ型が大量に市場に投入されてきて2000年以降は大型ブックシェルフは市場から一時期姿を消してしまいます。
このようなオーディオの流行り廃り、こういった流れを解っていると次世代の主力はどのようになるのかが解ってきます。
そして「時代は繰り返す」、アナログの復活でアンプもプリアンプとパワーアンプに分かれたセパレートアンプがどんどん出てきています、オーディオもファッションと同様に流行り廃りがあるようです。