2025年1月11日 07:00
45年前のダイヤトーンDS-35B、懐かしい70年代の音を再現したFM放送を聴く為のシステムとして当面の間現役に復帰させようと思っています。
そんなDS-35Bですが、流石に往年の高級システムだけあって本体のユニットは完璧に健在ですが、サランネットは経年経過でかなり傷んでいます、この機会に補修して綺麗に蘇らせようと思います。
DS-35Bのサランネット
結露などのシミが広がっています
流石、70年代の高級スピーカー
サランネットといえどもアルミダイキャストフレームを使ってお金をかけています
イマイマのスピーカーは高級ハイエンドでさえ型抜きのプラスチックですから
まずは、ダボの取り付けネジがサビていますので、今後の事を考えてサビ止めします。
サビのクリーニングとサビ止めは工業用のオイル(ミシンオイル)を使います、綿棒で強めに擦ってオイルを染み込ませます。
こんな感じに、サビが綺麗になり元のビスの黒色も復活しました。
次は中央の補強板が湿気で伸びて内側に曲がってしまい、ウーハーユニットのフレームに当たってサランネットが浮いてしまいます。
テンションを確認したら、この補強板は無くてもまったく問題ないので取り外すことにします。
工作ノコギリでバッサリとカット!
湿気で割れが生じるのを防止する為にカットした面はボンドで固めてから塗料を塗っておきます。
後は、全体的に埃を掃除機で吸い込み、アルミダイキャスト部分はベンジンとアルコールでクスミを取り除き磨きあげます。
硬めのブラシを付けた掃除機でブラッシングしながら埃を吸いこんだらネットのシミ部分の汚れもだいぶ薄くなりました。
あとはエンクロージャーもアルコールと水拭きで綺麗にしてサランネットを取り付けます。
最終的な出来上がり具合はこんな感じです、如何でしょう?
新品とはいいませんがかなり綺麗に蘇ったと思います、45年分の垢を落として気分も爽快です。