CEC(シーイーシー)は、CEC株式会社のオーディオブランドである。
1954年創業という老舗ブランドでアンプやCDプレーヤーなどを製造する。
1954年、中央電機株式会社としてレコードプレーヤーの製造で創業し、1985年からCDプレーヤーの製造を行うようになる。
1996年、三洋オプトロニクスのオーディオ事業部となり、その後三洋メディアテックと社名変更する。
2000年、三洋メディアテックから再びオーディオ事業部が独立し、CEC株式会社となる。
一環としてハイエンド機というよりもエントリークラスの製品が多く、ブランド的にもあまり注目はされないものの昔から根強いファンも少なくない。
70年代にはオーディオ入門者が選ぶブランドとして支持されていた。
AKAI(アカイ)は、かつて存在していた赤井電機のオーディオブランドである。
1946年に創業し、高級オーディオ録音機で世界シェアを誇るオーディオブランであった。
70年代、80年代にはナカミチ、ソニーと共に日本を代表するオーディオ録音機の三大ブランドとして名を馳せた。
ナカミチと同様に、オープンリールデッキやカセットデッキでは超高級ハイエンド機や名機も多い。
1987年には、三菱電機(ダイヤトーン)と事業提携しミニコンポなども手掛けた時期もあったが1991年に経営悪化し製品を出せなくなった。
1994年には、サンスイと共に香港のセミテックグループの傘下に入ったが2000年に経営破たんした。
Audio Technica(オーディオテクニカ)は、株式会社オーディオテクニカのオーディオブランドである。
1962年に、ブリジストン美術館のレコードコンサート部門の運営を行っていた松下秀雄が自作していたレコードカートリッジを製造販売する目的で創立された。
カートリッジ専業メーカーとしてデビューした同社は、自社ブランドのみでなく、世界中のオーディオメーカーへOEM供給し世界を相手にシェアを伸ばし70年代には誰もが知るブランドとなった。
1972年には、アメリカでの専売会社を設立している。
1982年にCDが誕生するやレコードカートリッジの市場は急速に縮小するが、ヘッドフォンやマイクロフォン(カラオケ業界では高級マイクで有名)などに製品群をシフトしオーディオ氷河期も自助努力で乗り切っている。
2010年以降にアナログが復活し、レコードプレーヤーのニーズも高まり、持てるノウハウを存分に製品に活かし、2016年には自社ビルを完成させている。
ヘッドフォンでは、高級ハイエンド製品の多くが名機として名を残している。
また、オーディオケーブルや周辺アクセサリー類でもハイスペックな高級品が多く、ハイエンドオーディオマニアに愛用されている。
ELEKIT(エレキット)は、株式会社イーケージャパンのオーディオブランドである。
1973年、嘉穂無線株式会社から分社して電子工作キットを手掛けるメーカーとして誕生する。
その後、教材用のラジオキットなどで有名になり、オーディオアンプのキットなども出すようになる。
現在も、真空管アンプキットなどでオーディオ製品を出しており、2014年に嘉穂無線株式会社に再び吸収されたが、ブランドとしては現在も存在している。
真空管アンプでは、本格的なスペックで音質も確かなものでありファンを増やしている。
尚、完成版も同時に発売される製品もあり、メインシステムで使うマニアもいる。
Nakamichi(ナカミチ)は、かつて存在していたナカミチ株式会社のオーディオブランドである。
1948年に創業し、録音装置では技術力を誇りオープンリールデッキやカセットデッキでは高級製品を出し、世界のオーディオブランドとなった時期もあった。
70年代、80年代にはアカイ、ソニーと共にオーディオ界の録音機器ブランドの三大ブランドとして世界に名を馳せた。
オープンリールデッキでは、いまだにメンテナンスを施し愛用しているマニアも多く、オープンリールデッキやカセットテープデッキの高級ハイエンド部門では名機を数多く誕生させた。
また、ハイエンドセパレートアンプを出していた時期もあり、このハイエンドアンプは日本ではあまり知られてないが世界中のマニアを魅了した。
2008年のアメリカのオーディオ誌の人気アンケート調査で、B&O、Boseに次ぐ3位を獲得したほど世界では超有名なオーディオブランドを確立したしていた時期もあった。