
DALI(ダリ)は、デンマークのDanish Audiophile Loudspeaker Industries(デンマークのオーディオマニアのスピーカー工場)のオーディオブランドである。
1986年、デンマークのオーディオスピーカーメーカーであるオーディオ・ノード・インターナショナル社の子会社として創設された。
日本の総販売代理店はデノンやマランツをブランドに持つディーアンドエムホールディングス、スピーカーに今一つのマランツやデノンの製品群を上手くカバーしている戦略は流石です。
近年、日本ではDALIブランドはかなり浸透してきており一定の人気を博している。
小型ブックシェルフとトールボーイにヒット作品が多く、価格的にはミドルクラスに製品が集中している。
特にクラシックファンには根強いブランド力がある。

B&W(ビーアンドダブリュ)は、イギリスのB&M(バウワースアンドウィルキンソンズ)エレクトロニクス社のオーディオブランドである。
1966年、創設と同時にコーンにケプラー素材を使ったユニットを搭載したスピーカーを発表します。
1979年、大ヒット作M801により世界ブランドに躍り出ます、以後高級スピーカーブランドとしてその地位を定着させます。
ツイーターが上に飛び出したデザインは特徴的で、一目でB&Wだと判るスタイルのスピーカーシステムを一環として作り続けています。

CAMBRIDGE AUDIO(ケンブリッジオーディオ)は、イギリスのケンブリッジオーディオ社のオーディオブランドです。
1968年、ケンブリッジ大学卒業の若きエンジニア達によって設立され、今では世界45カ国に拠点を置くイギリス最大のオーディオブランドに成長しました。
一環としたデザインとシンプル設計は熱狂的ファンの支持を得ています。
基本ポリシーの「何も足さない、何も引かない」は、創設以来全ての製品に生き続けています。
2017年、日本でも総販売代理店が誕生し、その際に出した特別仕様の高コストパフォーマンスなトパーズシリーズのプリメインアンプAM5とCDプレーヤーCD5は特別限定価格ということもあり大ヒットを飛ばしました。
切れの良い明るい音色は多くのファンを魅了し続けています。

Bose(ボーズ)は、アメリカに本社を置くボーズコーポレーションのオーディオブランドである。
1964年、マサチューセッツ工科大学教授であるアマー・G・ボーズ博士によって、独自の音響理論を製品化する為に学内に設立された。
1982年、Boseの名を絶対的な物にする小型スピーカーの名機101が発表される。
その後、次々と101の改良版が発売され、どれも飛ぶように売れ最も多く売れたスピーカーとして世界中で評価される。
その後、スピーカーを中心にノイズキャンセリングシステムなど、常にユニークな製品を世に送り出している。
Boseのモットーは直接スピーカーで聴かせる音では無く、空間全体を音響装置として設計されており、世界中の公共施設やイベントホールで使われている。
これらの製品をホームユースで使うとBose理論がまったく生きずマニアからは酷評されがちだが、それは使い方が違っているのである。

Tannoy(タンノイ)は、イギリスタンノイ社のオーディオブランドである。
1926年、ガイ・ルパート・ファウンテンという社名で創業し、ラジオの製造販売を始める。
1932年、ガイ・R・ファウンテン(創業者の名前)に社名を変更し「Tannoy」の商標を取り製品名に冠するようになる。
1933年、オーディオスピーカー部門に進出し、当初は小型スピーカーは自家製で大型のウーハーはOEMで賄っていた。
1936年、大型スピーカーも手掛けるようになる、この頃から徐々に「Tannoy」ブランドが浸透して行くようになる。
1947年、記念すべき今のタンノイの基礎が出来上がる、それが大型スピーカーの真ん中にツイーターを付けた同軸2ウェイ方式である、「Tannoy」ブランドが世界ブランドになるきっかけとなる。
1953年にはアルニコをマグネットに採用したスピーカーを出し、世界中に販売代理店でできるようになる。
1974年、歴史的な事件が発生、タンノイのイギリス工場が火事で全滅する、その後アメリカに本社を置くハーマン・インターナショナルが事業を譲受する。
これによって、ハーマン・インターナショナルは世界のスピーカー2大ブランドのJBLとタンノイを手中に収める。
また、ハーマン・インターナショナル時代のタンノイを「アメタン」(アメリカのタンノイ)と呼ぶようになる。
2002年、デンマークのTCグループがタンノイを買収し、タンノイは久しぶりにヨーロッパのブランドに返り咲く。
クラシックファンは勿論、ジャズファンにも広く愛されるタンノイ、あと数年で創業100周年を迎える、基本に忠実な企業はロングライフである。