ortofon(オルトフォン)は、デンマークのオルトフォンA/Sのオーディオブランドである。
1918年、A・ピーターセンとA・ポールセンによって音の出る映画を製品化することでエレクトリカル・フォノフィルム・カンパニーが設立された。
1951年、その子会社としてオルトフォンA/Sが設立され、オーディオブランドとして世界に名を馳せていく。
往年のマニアは、ortofon(オルトフォン)のカートリッジでレコードを聴くのが夢と言うほど知らない人はいないほどの高級オーディオブランドである。
ortofon(オルトフォン)の名を最も有名にした製品はレコードのピックアップカートリッジで未だに高い人気を誇る。
他にもトーンアーム、ヘッドフォン、ヘッドフォンアンプなど高級オーディオの世界ブランドとなっている。
日本では、1987年にオルトフォンジャパンが設立され総販売代理店となっている。
現在、オルトフォンA/Sは総合音響機器メーカーとなっており、医療機器分野や精密機器分野も手掛けている。
Monitor Audio(モニターオーディオ)は、イギリスのモニターオーディオ社のオーディオブランドである。
1972年、創業と同時にハイファイオーディオスピーカーの専業メーカーとして、ハイエンドスピーカーシステムを次々と誕生させる。
近年では、トールボーイ型スピーカーが特に注目され、日本でもブランド力が定着し始めている。
フラッグシップであるPlatinum Seriesをはじめ、Gold、Silver、Blonze、Radius、Mass、Apexシリーズなどのハイファイスピーカーに加え、シーリングスピーカーや壁掛けスピーカーなど幅広いラインナップを揃え、今やスピーカーのビッグブランドとして大成功を収めている。
また、ハイファイオーディオスピーカーに加えて、ホームシアター向けのスピーカーシステムも手掛けている。
スピーカーユニットでは、1991年に世界で初めてセラミック・アルミニウムを用いたメタルコーンを創出し、メタルコーンスピーカーのパイオニアとして君臨している。
ハイファイオーディオファンであれば、最低でもBlonzeシリーズ以上を購入の目安にすれば後悔は無いと思います。
B&O(ビーアンドオー/バングアンドオルフセン)は、デンマークのバングアンドオルフセンA/Sが創出している高級オーディオブランドである。
1925年、デンマークのストルーアで、ピーター・バングとスヴェン・オルフセンによってバングアンドオルフセンA/Sが創業した。
創業以来、オーディオの工業デザインのリーディングカンパニーとして高く評価され、もっとも早期に世界ブランドとなったオーディオメーカーである。
近年では、テレビやパソコンなどのメーカーと協業しあらゆるオーディオ関連商品を手掛けている。
日本ではあまり有名ではないが、海外で「オーディオメーカーの知っているブランドを上げろ」といわれたら3本の指に入る程の知名度である。
日本での販売は直営店販売方式をとっており、銀座や赤坂をはじめ東京に8ヶ所、その他地方都市に8ヶ所の計16ヶ所でブティックのような店構えで営業している。
QUAD(クォード)は、イギリスのクォード社のオーディオブランドである。
1936年、ピーター・J・ウォーカーによって設立された世界でも老舗中の老舗オーディオブランドである。
1997年には、インターナショナル・オーディオ・グループの傘下に入る。
「QUAD」の意味は、「Quality Unit Amplifier Domestic」の頭文字で、「家庭という最も安らぎを得られる場所でこそ、素晴らしいサウンドでの音楽の楽しみ方が必要である」という意味を込められている。
その製品は一環として最高級な音質を目指すもので、70年代のハイエンドセパレートアンプ製品の多くは小型ながらもマニア垂涎のものであった。
また、1950年代に誕生したコンデンサ型の平面スピーカーはBBSのモニタースピーカーとして採用された事もあり、かなりの高価であったが世界で大ヒットを飛ばしたスピーカーシステムであり、名機として知らない人は知らない存在である。
Klipsch(クリプシュ)は、アメリカのクリプシュ・オーディオ・テクノロジーズ社のオーディオブランドである。
1946年、ポール・W・クリプシュによって設立され、創業時からホームユースやパーソナルユースの製品を手掛ける。
現在では、アメリカ全土の家電量販店でのブランド別売上1位となり、更にはプロフェッショナル向けのPAオーディオでも1位を獲得した。
更には、ハードロックカフェの公式スピーカーとして指定されるなど、近年のクリプシュは全盛期のJBLやアルテックをしのぐ勢いである。
日本では10年ほど前からホームシアター向けのスピーカーなどで知名度を上げつつあるが、ブランドが定着しているとまではいかない状況である。
2019年、オンキョーが日本の総販売代理店になりオーディオ誌へのCMも増え、徐々にブランドが浸透し始めている。
ホーンツイターを用いたホームシアタースピーカーの音圧は見事で、一度聴いたら手放せなくなる程の押し出し感の強い製品が多い。
今後の日本での動向に注目したい。