2019年4月17日 00:00
「よくそんなこと考えつきますね!」と、周囲に言わせる人がいます。
例えば、一つの商品を見せるとします、そうするとアイデアがドンドン出てきます。
「あれにも使える」、「こうすればもっと売れる」、「これは絶対儲かる」、などと。
でも、そういう人は特別なアイデアマンでも何でもないのです。
世の中には、そんな人はたくさん溢れています。
何も言わない人は、他者も同じ事を考えるのだろうと思うから言わないだけなのです。
つまり、このような「ちょい賢い人」は、実はマジョリティ(多数派)なのです。
本当のアイデアマンは、宇宙から飛んできたようなゼロからの発想ができる人のことを言うのです。
既存のものでアイデアが出せるのは、元々人間に備わった応用能力の一つなのです。
何も教えていないのに、サルが棒を使って物を取れるように考えつくのとそう変わりません、いわゆる生存本能の一つなのです。
問題は、このような本来はマジョリティである人が、あまりにも人から褒められるので、自分は天才ではないかと勘違いを起こすことです。
そして、何の根拠もなく起業したり事業化したりしてしまうのです。
もうこうなると止まりません、そういう人は自分に自信が有るから失敗なんていう言葉は頭の片隅にもありません。
私は、このような人を数多く見てきました。
そして、その人たちの末路は言うまでもありません。