2025年3月14日 11:00
豚肩ロース肉の焼豚(チャーシュー)をたまに作ります。
その際に、熟成の過程でできる豚脂(ラード)も同時に作り置きしています。
肉を柔らかくなるまで煮込んだら、
火を止め冷ましてから冷蔵庫で2日以上熟成します。
食べる当日に冷蔵庫から出し、上に固まっている脂を全部取ります。
そして、再度煮込んで、味を調えながら最終調理を行います。
この熟成の際に、冷蔵庫で冷やしている間に脂分が分離して固まります。
これが本天然の豚脂(ラード)です!
工場で脂身だけから作られた無味のラードと異なり、肉の旨みが詰まった美味しいラードになります。
見た目は驚きますが、天然の豚脂(ラード)は脂肪分に加えて人間に必須の貴重なビタミン類など栄養素がたくさん含まれています。
豚の肩ロースだと脂肪分が少ないので2キロでわずかこれだけしか取れません。
脂身からの加工ラードと異なり、今ヨーロッパでブームの天然の熟成ラードが5倍以上と高価なのもうなずけます。
現在ヨーロッパでは、バター代わりにこの熟成ラードをパンに付けて食べるのがブームになっているそうです。
この天然の豚脂(ラード)は、野菜炒めなどの料理にほんの微量加えるだけでものすごくコクがでます!
植物オイルに比較するとカロリーは高くなりがちですが、微量でも驚くほど料理の味に深みが出ますので料理に使用するのはほんの少しでだいじょうぶです。
冷凍すれば1年以上は日持ちしますので、ぜひ豚の煮込み料理の際に作り置きをしてみてください。
さらに、冷凍している間にも熟成されて、1年ものは、チーズのような芳醇な香りがしてきます。
ポトフなどのスープ料理に使えば、これがものすごく濃厚な深い味を出してくれます!
ベーコンを使った場合の味の比では無いですよ!
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