運命波学では、運命リズムの良き波に乗る重要なポイントのひとつに、
「清算」という表現を使っています。
人は生まれた瞬間に他者や物事への影響がスタートします。
人との関係や、約束事、契約事、さまざまなものが続いていきます。
良き運命リズムの波にのるために大切なことが、
人間関係や自らの行いの結果生まれた事項の「清算」です。
過去を清算し、人生をリセットするには好機のタイミングがあり、
過去の行動結果や人間関係、奇麗に清算したうえで新しきを行うことが重要であるとしています。
この「清算」や「リセット」。
これは当たり前なことになりますが、
決して人をむやみに切るだとか、
何かを突如として辞めるだとか、
あるいはお金の清算のことだけを言っているのではありません。
これは、リセットという言葉の「Re」の言葉とおり、
動物が冬眠から醒めて厚い毛皮を脱ぐように、
冬の間は自分を守ってくれていたものを脱ぎ捨て、
春に向けて身を軽くして活動を開始することを意味しています。
つまり清算とは、
次のステージへ進むために今は不要になったものを捨てる、
そのために他者に迷惑をかけぬよう奇麗に終わらせるということで、
「清算」・「リセット」とは、感謝の気持ちを持って責任ある行動を取ることにほかなりません。
他者のその後のことを考えられずに自分の都合優先で、関わった人たちに後始末を残して、
現実からも、結果からも、
清算のためにやらなければいけないことも無責任に投げ出してしまうことは、
もっともやってはいけません。
たとえば、やりたくないことをやらずに済むようになってどこかホッとしたとき。
自身はスッキリして、納得するのかもしれません。
たとえば、ずっと辞めたかった会社を退社するとき。
やれるだけのことはやったと、ある種の吹っ切れや安堵感や達成感があるかもしれません。
たとえば、自分に失望して何かを諦めたとき。
悲しさや苦しみが続くのかもしれません。
しかし、自分の感情や都合はいったん横に置いて、
冷静に視野を広く思慮深く見渡してみましょう。
自身の失望感は他者にメリットを生むでしょうか。
それによって他者に迷惑を残していないか、いかに迷惑をかけずにプラスを残していけるか。
いつも他者を優先できる心の大きさを持ちましょう。
「清算」をしっかりできず周囲へ与えてしまった影響は、
その後の自身の12年の運命リズムにも影響してきます。
運命波学でこの「清算」によるリセットを重要視しているのは、このためです。
物事の終わらせ方をうまくできなければ、
憂いを残したままで新しき良き運命リズムの波には乗ることはできません。
何かを終わらせるのは、始めるより、何倍もたいへんなことですね。
始めたことを辞めるのはとても勇気のいることです。
自分に失望することもあるでしょう。
だからこそ、辛くても、苦しくても、
自身が影響を及ぼしスタートした事項は責任ある行動を取る。
発つ鳥跡を濁さず。
これを運命波学で「清算」と表現しています。
お世話になった人に、
「これまでお世話になりありがとうございました。」
教えをくれていた人に
「期待に応えられず申し訳ありませんでした。」
自分がどんなときにでも、こんな当たり前の感謝と反省の気持ちを忘れないでいたいですね。
記事:god@陽子
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