たんぽぽ普及協会の会計母体「株式会社ファンシーフーズ」では、たんぽぽ普及協会と共に食用タンポポ普及活動を通じて「食と健康」について日々研究と実証を行っています。
その中で、特に力を入れて行きたい分野が「皮膚疾患」分野です。
その皮膚疾患をいろいろ研究中ですが、皮膚疾患を患っている人は「低体温」の人が多いという報告を見つけました。
皮膚疾患を患っている人は身体の表面体温こそ通常もしくは若干高めなのだそうですが身体内の体温は逆に通常よりも低いのだそうです。
体温が低いと四季を通じて常温の人よりも「寒く」感じる冷え症となります、また内臓の働きが著しく低下し免疫力が落ちてしまいます。
正常な人の平常体温は36.3度~36.8度、1度下がると30%以上も免疫力が低下すると言われています。
冷え症に加えて風邪を引きやすく、ちょっとした傷でも化膿します、また消化器官の働きも低下するためにアレルゲンであるタンパク質成分をしっかりと分解する事ができません。
この未消化のたんぱく質が身体を回り、毒素だとして過剰反応を引き起こします、これが「アトピー性皮膚炎」の原因の一つになります。
また「低体温症」の人は体内脂肪を付けやすく、体内脂肪から発生するホルモンである約20種の「アディポサイトカイン」が血栓を作ったりして血の流れを悪くさせ、更に身体を冷やしてしまいます。
したがって、「アトピー性皮膚炎」を治療する前に「低体温症」をまずは克服しなければ、薬で一時的に収まるもののすぐに発祥という悪循環を起こす事になるのです。
体温を上げるには、一つは脂肪燃焼を行う筋肉を増やすこと、そして筋肉を増やし脂肪燃焼を促す食事が最も重要になります。
筋肉を増加させる最も負担の無い方法はよく歩くことです、筋トレやストレッチなど行う必要もないのです。
私は過去スポーツジムの会員登録をして通い出しましたが、スポーツジムで時間を取られるということがストレスに感じるようになり1ヶ月も続きませんでした、やはり無理な事は続かないのです。
通常より少し早めの歩き方で1日20~30分歩けば筋肉が衰えることなく脂肪燃焼を促し体温が一時的に上昇します、これを数ヶ月間繰り返し行うことで通常でも体温が下がらずに安定してきます。
外出などでは1駅前で降りて歩く、朝散歩するなど日常で歩く工夫を行う事が重要です。
ちなみに私は、通勤に8年前から徒歩です、出勤は早めに歩いて約20分、帰りは遠回りして30分歩くようにしています、これを行うようになってからちょっとした動作でも汗をかくまでに体温を上昇させるのに成功いたしました。
次回は、「低体温症」克服のための食事についてお話しします。
食用タンポポの水耕栽培研究において、水だけで成長し見事に花を咲かせた食用タンポポ。
その萎んだ花が、綿毛に変化し始めたときに種が飛び散らないように、サンプルケースに入れておいたのです。
そして、数日後蓋を開けてみると、何か嗅いだ事のある匂いがしたのです。
そこで、スタッフにも順次嗅いでもらって皆の意見をまとめると、「イグサ(新しい畳)のような匂い」、「牧草などの枯れ草の匂い」など、何れも枯れた草木の匂いと一致しました。
早々に調べたところ、この匂いの成分は「フィトンチッド」という成分だと解りました。
また、この成分は草木が枯化する際に出す成分で、植物が次の世代に繋ぐための重要な環境循環ホルモンのような物質であり、更には動物にとっては精神安定の働きをする事も解りました。
このフィトンチッドは森林浴の匂いでもあり、芳香剤として多くの商品にも天然由来成分として抽出され使われていたのです。
また、研究栽培のタンポポの葉の部分や根の部分ではほとんどこの匂いは無いのですが、花が萎れて綿毛に変わった後徐々に強く発する事も実際の研究で解りました。
これ、天然の芳香剤じゃない!?
精神安定剤として枕元に置くとかタンスの中に入れるとか、利用法は色々ありそうです。
やっぱりタンポポは深い、日々多くの気付きや感動を貰っています。
タンポポの研究は道楽事業で始めたのですが本業も絶好調、まさに幸運の天使のように見えてきました。
オフィスで咲いたオレンジ色の花は本当に奇麗でした!
今回は飲料としての活用法の話しです。
一部の愛好家が自作などして愛飲しているタンポポコーヒーは、最近では商品化されレストランなどでも出すお店が増えてきているそうです。
その効用も徐々にひろまってきており、その一番の理由は味はコーヒーとほぼ同じでノンカフェインだと言うことです。
当協会での研究では、ミネラル分の違いによる効用も大きな事が解ってきました。
コーヒー豆にはカフェインに加え多くのミネラルが含まれ、特にマグネシウムの含有量は植物界では群を抜いています。
このマグネシウムは、カルシウムと身体内で結合し骨を作る重要な働きがあります。
身体が酸性化し骨を溶かして酸性化を防ぐために、骨がスカスカになる「骨粗しょう症」予防にもなるという、本来であればコーヒーは優れモノの予防薬でもあるのです。
ただ、多飲すると、これらのミネラル分により身体が冷えるという副作用もあるのです、これにより女性には好ましくないと言われ、特に妊産婦はカフェインの有無による理由に加えて飲んではならないとされています。
その点、タンポポコーヒーはカフェインはゼロでミネラル分が少なく、デトックス効果のある成分も多量に含まれています。
また、身体を温める成分も含まれているので、逆に妊産婦には好ましい飲料と言えるのです。
さて、ここで考えなくてはならないのは、当協会としてはどうタンポポコーヒーと向き合うかということです。
これは、今後の課題としてじっくりと考えていきたいと思います。
毎日のタンポポの有益性研究で面白いニュースを見つけました、それはタンポポからゴムを生成するというものです。
まず、2010年にブリジストンタイヤが、続いて2015年に住友ゴムがタンポポからゴムを生成する研究をアメリカのベンチャー企業と共に進めています。
ニュースリリースの内容をざっと説明すると、「ロシアンタンポポ」というタンポポの茎や根から出る乳液にゴム成分が多量に含まれ、現在主流のゴムの木から採取されるゴムとは別の特性が有るといいます。
これをタイヤなどに応用できないかと、実用に向け研究がすすめられているということなのです。
現在のタイヤは60%が原油であり炭素成分で黒い色をしています、例えばタンポポの乳液から作られたゴムであれば白が基調となり、黒以外のタイヤも簡単に作られる事になります。
更には、廃タイヤは燃やすと排ガスが真っ黒で空気汚染を起こしますが、タンポポ由来のゴムであれば有機物ですから土に埋めておけば土に変わり環境汚染の心配もありません、実に地球にやさしいゴム製品が製造できる事になります。
このニュースを見つけてから更に妄想が強くなり、何とか新たなる有益性の研究をしたくなってきています。
また、アメリカにはタンポポの研究だけを行うベンチャー企業が複数ある事も解り、日本での第一号を狙ってみたくなりました。
そして、まだ他社では発見していない有益な応用を発見できれば幸いです。
タンポポに触れ出してからとにかく妄想が止まりません。
そして、検証する度にその有益性に驚かされる毎日です。
面白いもので、今直ぐには利益に直結しない事なのですが、毎日愉しんで空いた時間をフルに活用して各種研究などを行っていると、利益事業も好転しているのです、こんなところにも「良い流れ」を意識してしまいます。
さて、そんなタンポポの妄想で、ある日ふっと湧いてきたのが「タンポポで砂漠化を防げるんじゃないか?」という大胆な発想です。
過去にそんなこと考えて実行している人がいるのかと調べてみました。
早々、ググってみたら、「中国の黄河周辺では砂漠化が進んでおり、それを防ぐために600種の雑草を植えて実験した」という記事が見つかりました。
600種というのは驚きますが、おそらく砂漠化を止められる雑草を実際に植えて実験したということでしょう。
ここで、タンポポが植えられたかの記録は見つかりませんでしたが、タンポポは地中1m以上下まで根を伸ばすのでコンクリートの割れ目など、他の雑草よりも過酷な条件で育つので可能性があるのではないかと推測しています。
日照りが続いて全ての葉が無くなっても根は生きており、雨が降れば一斉に葉を出し、また根にエネルギーを貯めて生き延びる生命力は砂漠化防止にピッタリではないかと思うのです。
マイナス下の雪の下でも40度の日照りでも枯れることはない驚異の植物です。
更には、地面深く根を伸ばして縦横の根で固めるので砂漠化だけではなく土砂崩れも防げるのではないか・・・、などと妄想してしまいます。
砂漠をいきなり草原にするのは無理でも、海岸や河川の砂漠化の進行を止めるという実験であれば日本でも行えると思うのです。
夢はでっかい方が楽しい、そして無謀なチャレンジほど心躍り長生きしたいと思えるようになります。