運命波学から発祥したパーフェクト個性学、このパーフェクト個性学をこれまで運命波学では取り入れていなかった陰陽思想を入れて、行動心理に応用しようとして試みているのが心理ロジック戦略です。
この心理ロジック戦略は応用学問であり、そのベース学問はまだ何も公開していない新たな学問として、現在多くの検証を行い確立を急いでいる「陰陽バランス学」というものです。
更には、「陰陽バランス学」を食事や健康といったカテゴリに特化したのが「陰陽バランス食養学」であり、こちらは既に2016年6月に出版と同時に確立しております。
この「陰陽バランス学」で、最も興味深く注目しているのが、その人の話す言葉にあります。
行動と同じで、言葉は確実に心の中にある意識を表面化させているのです。
例えば、自身と他者を対比させて同じようなことを意識するにも、以下の2つの言い方に分けられます。
・タイプA=「他者に好かれるにはどうするか?」
・タイプB=「他者に嫌われないようにするにはどうするか?」
同様に。
・タイプA=「成功するにはどうするか?」
・タイプB=「失敗しないためにはどうするか?」
同じことを考えるにも、タイプAの人はストレートに肯定形で表現していますが、タイプBの人は、否定形を否定することにより肯定するように表現しています。
ここに陰陽バランス学では、表面意識の陰陽を思考パターンとして見出しているのです、そしてこれは見事にその人の本体気質によって分かれることまで検証しています。
本体気質が陽の人はタイプAでの表現、陰の人はタイプBの表現をするのです、つまりそれぞれの思考のベースはこの意識通りに思考していることになります、そして行動はその思考によって支配されているのです。
これはほんの序の口の検証結果に過ぎません、そして重要なのは「何故そういう表現になるかということです」、そこにはどんな深層心理が隠れているのでしょうか?
そして未来に誕生する陰陽心理学とも言える「陰陽バランス学」、またそこからビジネス用途に派生した「心理ロジック戦略」、あまりにも当たりすぎる検証結果が出ていて関係者も怖がるほどなのです。
よく、健康をテーマにした記事などで「身体をアルカリ性にする・・・」というような内容が使われていますが、これは大きな間違いです。
そもそも、人間の身体細胞及び血液はph7.4前後の弱アルカリ性に保たれており、このバランスを維持するため高度な恒常性機能が備わっています。
ちなみに、ph6.8以下を「アシドーシス」、ph7.8以上を「アルカローシス」と呼び、生命維持が危険な状況になります。
このため、ph7.0(中性)を下回るようになると、骨を溶かしてまでもアルカリ性を維持しようとまでします。
では、先述の「アルカリ性にする・・・」というのは、何を示しているのかというと、正確には「尿をアルカリ性にする」という事なのです。
尿が酸性に傾くと、体内の毒素を排出しずらくなり身体内に毒素が溜まり、痛風や結石、また皮膚疾患などを引き起こします。
そこで、尿をアルカリ性に傾けるように食事のバランスが必要になってきます。
尿をアルカリ性に傾けるには、簡単に言うと「アルカリ性食品を食べる」ということになります。
アルカリ性食品とは、カリウムとカルシウムを含む食品を指し、野菜や果物などが主な食品です。
逆に酸性食品は、リンや窒素を多く含む食品で肉類や魚介類となります。
しかし、肉類や魚介類は必須アミノ酸を摂取する為の重要な食品です、つまりバランスが取れた食事が重要ということになります。
韓国では、焼き肉や刺身を野菜で巻いて食べます。
まさにこういう工夫や習慣が、常に陰陽のバランスを取る食事を心がけるということなのです。
肉類や魚介類と野菜をセットにして食べること、肉類だけでも駄目、野菜だけでも真の健康を考えた場合、駄目なのです。
やる気や闘争心を掻き立てるのが男性ホルモンの一種である「テストステロン」というホルモンです。
経済学者であり医学にも詳しいエルンスト・フェール氏はビジネスマンのテストステロン値が高い人ほど出世欲が豊富で何事に対しても真面目で努力家であるという実験結果を公表しました。
面白い事に、テストステロン値が高い人ほど同時に無駄な争いを避け、平等の精神で利益共有や共存共栄という事項が基本思考にあり、またこれらの行動を意図的に行うという結果も出たのです。
つまり、厳しさと優しさという陰陽両極の性格、これを司っているのがテストステロンなのです。
他者依存や自己利益優先という、いわゆる自分では動こうとせずに他者に頼る自分勝手な人が多くなった時代背景には、男女共にこのテストステロンの減少が大きく関与していると結論付けしています。
このテストステロンは実は肉食により増加する事が解っており、誤った健康法で草食によりテストステロンが減少し、近年自発的に行動しない依存型の人やニートが多くなったと思われます。
テストステロンは男女共に30代に入ると急激に減少し始めますが、70歳を超えても20代並みの値を保持している人も先の調査で解っており、実はこの人たちの主食が肉類だったことも調査結果として出ています。
尚、魚肉も同じ肉類と思われている人も多いのですが、実は魚肉では得る事ができない必須アミノ酸が数種類存在し、これらは動物性の肉類でしか摂取できません。
また、女性ホルモンの上昇にもこの男性ホルモンであるテストステロンが重要であるという研究結果が有ります。
つまり人間の身体の中には男性ホルモンと比率を保つように女性ホルモンも存在するのです。
前述の闘争本能と共存共栄という対立するような行動の現れは、男性もテストステロン値が高い人は女性ホルモンであるエストロゲン値も高いからということになり、陰陽両立するような思考や行動も頷けます。 女性ホルモンが減少すると、イライラやうつなどの精神的不調に繋がります、つまり女性も肉を食べないと正常な精神状態を維持できなくなる恐れがあるのです。
更には必須アミノ酸の減少は肌荒れを起こしシワを増やすという美容の面でもマイナスになります。
バブル経済崩壊後、草食は健康的という間違った健康方法で男性も女性も我慢強さがなくなり切れやすいと警鐘を鳴らす医学報告も有ります。 何事もバランス、肉は重要ですがそれだけでは駄目、やはり肉と野菜をバランスよく摂取することが肝要です。
当研究所では、「バランス良い食事は医者要らず」というテーマで食材や食の研究をさらに続けていきたいと考えています。
動物の身体には隅々まで血管が組織され、人間でいえば47兆個ある各細胞に栄養と酸素を届けています。
血管には動脈と静脈と2つあり、動脈は心臓というポンプの力で血液を送ります、ところが静脈は血液中のアルブミンという栄養素による浸透圧を利用して余分な水分や細胞で消費された栄養素のカスを吸い上げています。
心臓というポンプで動的に血液を流すことから動脈、浸透圧の力で余分な水分などを吸い上げ筋肉の動きなどにより静的に血液を流すことから静脈と呼ばれています。
さて、血管のメカニズムを正しく理解すると、「デトックス」という身体の毒素を排出する方法で世に在る多くの方法は間違っているということに気が付きます。
身体の毒素は何処に溜まっているかと言うと、細胞と細胞の間に存在している間質層に充満している間質液に溜まっているのです。
したがって、間質層から余分な水分と共に吸い上げて腎臓で濾過して尿や便として排出しなければならないのです。
同じように女性に多い浮腫み(むくみ)も同様に間質液が重力と共に下半身に溜まり起こるものです。
ここで重要なのが静脈の機能そのものなのです。
静脈の機能は血中のアルブミン濃度によって決定されます、多ければ浸透圧が強くなりどんどん間質層から水分と栄養素のカス(毒素)を吸い上げてくれます。
つまり、本当の意味でのデトックスや浮腫み改善は静脈の機能強化することに在るのです。
アルブミンは肉や魚に多く含まれており、植物からは摂取する事ができません。
何を言いたいのか解るでしょうか?
そうです、デトックスと称してのファスティングや野菜食は確かに腸内の浄化にはなりますが、細胞間に溜まった本当に悪性の毒素の排出には全く関係ないのです。
むしろ逆効果となる結果が齎されることでしょう。
もう一つ、女性は特に30歳くらいから静脈の毛細血管がどんどん少なくなってきます、60歳では平均で30%が失われると報告されています。
これは身体の冷えにも繋がり、さらに浮腫むようになってしまいます。
美容と健康を本当に意識するなら、身体のメカニズムを正確に知って正しい療法を行ってほしいと願います。
静脈の毛細血管を増やし、機能強化するには良質のタンパク質(必須アミノ酸)とビタミン類は不可欠です。
食事は偏らないように陰陽バランスが取れるように考えたいものです。
身体に悪影響を及ぼすのは肉や魚のタンパク質や脂肪では有りません、それはでんぷん(糖質)の摂取過剰なのです。
これは言うまでもなく理由は簡単です、余った糖質が間質層の中で細胞に消費されないまま毒素(酸化物)に変化するからです。
皮膚疾患での脂肪酸化物過剰、精神疾患でのモノアミン系脳内ホルモン分泌異常、誤った健康法が齎している可能性が極めて高いのではないでしょうか?
陰陽の関係で生命体を考えるとき、植物と動物の関係を外すことはできません。
植物から動物が進化したと考えている人もいるかと思いますが、実は植物と動物は同時に地球上に誕生しました。
太古の地球に最初に発祥した生命体は「古菌類」です、そこから「真正細菌」が進化しました。
その「真正細菌」から進化して「真核生物」が誕生するのですが、この瞬間に植物と動物が同時に2つの生命体に分割して進化していったのです。
「真核生物」から葉緑素を体内に取り込んで、外気である二酸化炭素から炭素成分を取り込むことで成長させようと進化したのが植物です。
動物はもっと積極的で、それまでの「真正細菌」などの天敵であった細胞を破壊する毒素である酸素を、逆にエネルギー代謝の媒体として活用できる機能を獲得しました。
面白いことに、こうして一つの祖先から分かれた植物と動物は互いに互いのエネルギー元を補填し合うという陰陽の関係になっているということです。
つまり植物は二酸化炭素を取り込んで酸素を吐き出し、動物は酸素を取り込んで二酸化炭素を吐き出しているのです。
植物と動物は発祥の時点で既に2つで一つの関係だったのです。
人間も多くの花や樹木を身の回りに置くことで癒されるのは、至極当然の事なのです。
心身のバランスを取るために、人間は常に植物を身の回りに置く事が重要な要素になっているのかもしれません。
事実、これは実験によっても実証されています。
特に欧米企業では積極的にオフィスに観葉植物を置いています、普段は意識しないところで人間のDNAは植物によって癒される事を知っているのです。
このように植物と動物は切っても切れない関係にあるのですが、共通する性質が見て取れます。
それは恒常性機能の一種なのですが、共に「予めDNAによって生まれ持って形が仕組まれている」ということです。