
代表のオフィスの改修工事で代表と現場を回ったり打合せをしていると、ドアはいらない、壁はいらない、隠すものはなくオープンに!
と、次々に撤去指示が飛んできます。
『なんじゃそりゃ?』と思いつつ、
「洗面台はいかがいたしますか?」
と、確認すると、
「撤去!!」
即答です。
新しい洗面台はどのようなイメージなのか確認すると、
「オフィスに設備は2つもいらないだろ!」
とのことです。
洗面台までは不要ですが、とても広い建物なので手洗いくらいは2つあってもよいのではと思います。
確かに二世帯で住むわけでもなく、用途も変わるのでここに水場がなくても問題ありません。
とは言え、実際の改修現場は、どのように撤去するか考えるのも大変ですが、どのように新たに造作するかもまた工夫が必要です。

内部だけでなく、外部も相当の部分を直す必要があります。
晴れている日にしか現場には行ってなかったので、気にしていなかったのですが、雨樋が機能していないようです。
棟梁の話では、特に2階の北側の雨樋は全然機能していないとのことです。
雨樋の勾配の取り方や集水の調整は現場で職人の腕にかかってきます。
どんな職人さんに頼むのか棟梁に確認したところ、
「器用なブリキ屋さんがいるから大丈夫!」
とのことです。
棟梁のいうブリキ屋=板金屋
です。
母屋を建設した当時は雨樋など銅を使っていたので、その流れで板金屋さんも今でも施工します。
あまり関わりのなかった職人さんの腕も見られそうで愉しみです。

代表のオフィスの庭に背丈近く育ったなかなかのナンテンがあり、建物の方角からすると鬼門の方向なので、代表が鬼門の抑えとして残置する方針を立てます。

一方で裏へ行く通行の障害になったり、よく見ると犬走りに干渉しながら生えています。
前住民の方の庭の整備状況を分析すると計画的に植えたものではなく、自生してそのまま放置したような感じです。
一旦、鬼門の抑えとして方針を立てて帰ってきますが、整備構想の打合せの中ではどうするか再検討となり、もう一度現場を確認して最終決定することに・・・。

一ヶ月後、現場に行くと、
「鬼門の抑えが無い!!」
言葉を失っていると、オフィスの改修工事を監督してくださっている棟梁が
「ここにあったナンテンは足場の邪魔になるから切ったぞ!」
とあっさり。
現場で確認して最終決定するまでもなく、イヌツゲと同様にまたもや改修工事の影響で撤去となりました。

結論としては、代表も
「あそこにあれだけのナンテンがあっては、鬼門の抑え以上に通行障害や建物への悪影響が大きいので切ってもらって正解!」
と。
ナンテンの生命力・繁殖力は半端がないので別の場所で活躍していただくこととなりました。

代表のオフィス改修の難所の一つ、壁撤去。
当初は造り付け棚は残し、内側を補修する程度を想定していましたが、
なんと!
作り付け棚ごと壁を撤去する指示が。
構造は木造軸組み工法なので作り付け棚を撤去しても柱が残ると思うのですが、実際に壁を撤去してみないとどのような収まりになっているかかがわかりません。
現場に行くたびに代表の発想が飛び交います。
一体どうなるのか・・・。
不安と期待に満ち溢れた今日この頃です。

代表が購入しオフィスにしようとしている敷地の5月に咲いていたシャクナゲは、咲き方が控えめでなんとなくバランスが取れていないなぁと思っていると、代表が「ハサミ」と。
ん?と思いつつ、前住民のかたが残していった剪定ばさみを渡すと、おもむろに剪定し始めます。

バチバチ勢いよく切っていくので、大丈夫なのか?と思っていると、
「これで良し!」と、代表。
続けて「ここも切るか?」と少し横に伸びた感じの枝を問われます。
もう少し整えた方がよさそうだったので「はい」と答えると、また、迷いもなくパチリ!

「庭師でもないのにすげぇな」と思いつつ、とてもすっきりしました。
代表は「これで来年どうなるか」と愉しみな様子。
私は建物に邪魔になるような不要な枝を伐採した経験はたくさんありますが、花がきれいに咲くものの手入れはほとんどしたことが無かったので、こうやってやるのかととても勉強になりました。
なお、隣にあった竹は外部の改修工事で足場を設置するのに邪魔になるので棟梁が事前に伐採してくださいました。