母屋の住宅設備が次々に無くなっていきます。
洗面所の洗面台、洗濯パン、壁を撤去しました。

キッチンの壁と同様に断熱材は入っておりません。
床の大きい穴は洗濯パンの排水のところ、小さいほうの穴は洗面台の排水管ががあったところ。
給水は壁からなので、壁に上水の配管が立ち上がっています。
改修後のこのエリアは水を使わないので、給排水共に塞ぎます。

白いクロスの裏側は黒カビがありましたが、壁内部まではカビは浸透しておりませんでした。
風呂に近い床は湿気で腐食しているので、下地から交換します。

母屋のキッチンには床下収納がありました。
昔は漬物などの保管用として利用していたようです。

よく見ると土の部分にコンクリートが流し込んであります。
湿気対策でしょうか。
当時もいろいろ工夫しながら建物を作っていたことがわかります。
今回は床下収納は必要ないので、これらはきれいな一連の床となり、一体的な広い空間となります。
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いよいよ改修工事も本格化してきます。
母屋の難所の一つと思っていたキッチンの作り付け棚。
以外に簡単に撤去できました。

↑ 解体前の作り付け棚
作り付け棚は床にも絡んでいたので床材も撤去です。

こうなっていたのか・・・。
特に特徴はありません。
実は別館の横葺き金属屋根も塗装します。
代表の指示は「自然にある色」で「ブラウン」です。
なお、母屋は瓦葺きなので、塗装する必要はありません。
外壁を塗装する検討をし始めた時、棟梁からは、屋根も塗装が剥げているので今塗り直しちゃったほうがいいとアドバイスをいただいていました。
足場が掛かっているので簡単に屋根に上れ、早速上がって見てみると、確かに塗り直した方がよい状態です。

↓ こちらは母屋の瓦葺き屋根

塗装屋さんに用意していただいたブラウンのサンプルから代表に選んでいただきます。
フェンスも色を決めます。

フェンスに繋がっている鉄骨階段も塗ります。

フェンスも鉄骨階段も「ブラウン」に決定いたしました!

外壁の色決めです。
代表は最初から「アーモンド色」の指示。
即答で「承知いたしました!」とは言えません。
かなり色の幅があります・・・。
打合せの時にこんな感じの色と教えていただきますが、その色を塗装屋さんにお伝えすることもできません。
色を正確に表すには、マンセル表色系のを利用したりしますが、蛍光灯の事務所で確認した色と太陽光の現場で確認した色では全くと言っていいほど違って見え、塗装後に
「なんか違う!」
となってしまいます。
と、いうことで、塗装屋さんにサンプルを持ってきていただき、現場で代表に確認。
事務所でおっしゃっていた時より、薄い色かな・・・。
と、思いつつ、工事が進みます。
参考までにマンセル表色系の表現というのは、
色相、明度、彩度による有彩色の表示で「6G 8/3」と表します。
6Gが色相の緑色、8が明度、3が彩度となります。
ちなみに、無彩色は色相がないため、Nの後に明度の数字をつけて「N6」のように表します。