シェアハウス・シェアオフィス・シェアカー」と、これまで多くのシェアビジネスが誕生してきました、面白いところでは「シェアおじさん」という時代を反映したビジネスも派生しました、この「シェアおじさん」とは社会的信用力の低い人や外国人が家を借りるときなどに付添い人という形で様々な交渉事を行ってくれる人を派遣するビジネスです。
当初の目論みとは異なり実際の依頼は恋愛トラブルや住環境トラブル解消などの交渉事に利用されているようです、ただシェアビジネスは近年では閉塞感が出てきています、中国発祥の各種シェアビジネス会社は次々と破綻に追い込まれています、更には強引な融資での「シェアハウス」破産者も急増しており世の中からシェアビジネスは消え去ろうとしています。
しかし近年は新たなシェアビジネスが台頭してきています、その仕掛け人は時代を反映してか何とIT企業なのです、以前からあるレンタルサーバービジネスやクラウドサーバービジネスも一つの高性能サーバーのシェアビジネスの一つです、これが近年では1CPU毎の契約ではなく利用量に応じた契約に切り替わりつつあり大手企業もコストが嵩む独自サーバーから順次切り替えています。
また新たなプラットフォームとして今後期待されているのが「ブロックチェーン」などの新技術分野のシェアビジネスです、ブロックチェーンシステムを構築するのは多大なコストと運用コストが掛かります、これを1つのブロックチェーンを複数の企業でシェアすれば1社辺りの導入・運用コストは10%程度に落とすことが可能となります。
このように今後はIT分野の多くのサービスがシェア化されてくると読んでいます、温故知新よろしく古き文化を新たな分野に応用する事もまた成功するビジネス思考というものです。
誕生から10年ほどのドローン技術は今や留まるところを知りません、ドローン専門の企業が世界中で乱立し特許出願数も最近の技術分野では上位を占めています。
また応用範囲も上空だけでなく水中や水上などのドローンも誕生してきています、更にはAIやブロックチェーンといった話題の技術とも結びついてあらゆるものに応用しようと研究されつつあります。
この延長線上に在るものは空飛ぶ車だけではありません、私がもっとも興味深くその動向を調査しているのが攻撃ではなく抑止力となる完全な無人防御システムとしての利用です。
何故軍事利用を調査するのかと言うと軍事利用の情報が最も革新技術の最前線に在るからに他なりません、軍事利用という意味ではイスラエルやトルコが群を抜いています、ロシアのウクライナ侵攻でも話題になったように特にAIとの融合による「飛翔徘徊兵器」と呼ばれるドローン兵器は恐ろしいまでに高性能化しています。
バッテリーが無くなるまで空の上を徘徊し予め設定されている攻撃物を認知するとそれに向かって体当たりします、当然小型爆弾を搭載しているので何処からどんな兵器で攻撃されたのか解らないまま撃破されてしまうのです。
対象は人物に留まらず戦車や輸送トラックに飛行場に駐機中の戦闘機など様々です、更には偵察は勿論のこと毒ガスや細菌の散布なども簡単にやってのけます、小型なのでレーダーにも映りません、まさに静かに近づく最強の兵器だと思います。
重量は僅か数Kgで無人飛行機に比べてもはるかに小型軽量です、更に他の兵器に比べて桁違いで安価に大量生産可能です。
これを飛行機で運び数千数万と空の上からばらまいたら、目的とする都市や基地を一瞬にして大パニックに陥れることも可能となります。
自動で地上200m前後まで降下し、GPSと高度センサーによってプログラムされた範囲内だけを目標物を探して徘徊するのです、バッテリーが切れれば目標物が無くても落下し爆発します、考えただけでも恐ろしいものがあります。
近未来SF映画に誕生する超小型昆虫型兵器を彷彿させられます、また攻撃用だけではなく偵察用や監視用など広い範囲で利用することを研究されています。
AI搭載によって生き物と同じように優れた判断と意思を持っています、障害物やドローン同士がぶつかることなく移動でき、少しの風なら流される事もなく飛行制御するのです。
こういったドローン兵器から守る為には冒頭で話しをした抑止力としての活用が重要になってきます、某国では既にドローン専用の空母を開発しています、何処にでも出現できる最強の無人兵器の空母です、戦闘機に比べて搭載量は数十倍にもなります、更には空母そのものを小型軽量化できるのです。
ドローン兵器が一斉に攻めてきた際にそのドローンを撃ち落とす最適な兵器はドローンなのです、これにブロックチェーンによる分散処理とAIは必須だと考えています、このブロックチェーン+AIでどういったことが可能となるでしょうか、ドローンは他の技術と融合しどこまで進化していくのか興味深くリサーチして行きたいと思います。