デンオンとは、現在の「DENON(デノン)」ブランドのこと。
「デンオン」とは、そのブランドメーカーである東京で1939年創業の「日本電気音響株式会社」を短縮して「電音(デンオン)」と呼んでいたことに由来します。
往年のマニアは、現在の「DENON」ブランドを今もなお「デンオン」と発音しているのです。(無意識にしちゃってる?)
その後、日本電気音響株式会社は日本コロンビアに吸収され、更にオーディオ事業専業の現在同ブランドを製造しているディーアンドエム・ホールディングスのオーディオブランドとして存在しています。
同社は、「DENON」の他にアメリカのオーディオの老舗メーカーの「marantz(マランツ)」も傘下に収めており、大きなブランドを2つも持つ世界的な巨大オーディオメーカーとなっています。
尚、同社広報によると「DENON」の正式な呼び名は「デンオン」ではなく「デノン」であると公表しています。
※本シリーズは、オーディオ用語辞典には載っていない往年のオーディオマニアの間で使われている用語を紹介しています。
近年でもオーディオ誌の評価レポートなどにおいて、往年のオーディオ評論家が使うこともありますので参考になれば幸いです。
ジムランとは、JBLブランドのこと。
JBLは、1946年にジェームス・B・ランシングによって設立されたアメリカを代表する高級スピーカーメーカーの一つ。
ジェームス・B・ランシングを短縮して往年のオーディオマニアは「ジムラン」と呼ぶようになりました。
最近の若いオーディオマニアもこれを真似てジムランと呼ぶ人がいるようですが、「オヤジか?」、「オタクか?」とネットでは突っ込まれるようです。
突っ込みが欲しい時には、意図して使ってみては如何でしょう?
若い人にはお奨めしませんが。
※本シリーズは、オーディオ用語辞典には載っていない往年のオーディオマニアの間で使われている用語を紹介しています。
近年でもオーディオ誌の評価レポートなどにおいて、往年のオーディオ評論家が使うこともありますので参考になれば幸いです。
サントリパイとは、60年後半~70年代に日本にオーディオブームを定着させた立役者である往年の神ブランド「サンスイ」、「トリオ」、「パイオニア」を指して作られた造語。
往年のオーディオマニアは、未だに当時のサンスイやトリオのアンプ、パイオニアのチャンネルデバイダーと組み合わせるセパレートアンプなどをコレクションしている人が多い。
尚、現在もブランドとして残っているのはパイオニアだけである。
サンスイ(山水電気)はバブル経済終焉後に経営破綻し、トリオは「ケンウッド」とブランドを変えその後に日本ビクターと合併し、「ケンウッド」ブランドとして今も尚健在である。
パイオニアはハイファイオーディオ分野を株式会社テクニカルオーディオデバイセズラボラトリーズを新設し、高級オーディオブランド「TAD(タッド)」として引き継ぎ、パイオニアブランドはホームシアターやモバイルオーディオなどのエンタテーメント性の高い製品に注力している。
尚、カーオーディオ分野においてパイオニアは、今や世界中でアルパインと両立する不動のブランドキングを確立している。
※本シリーズは、オーディオ用語辞典には載っていない往年のオーディオマニアの間で使われている用語を紹介しています。
近年でもオーディオ誌の評価レポートなどにおいて、往年のオーディオ評論家が使うこともありますので参考になれば幸いです。
SOULNOTE(ソウルノート)は、株式会社CSRの高級オーディオブランドである。
2004年、日本マランツよりMBOにより創業し通信機器部門を承継する。
2006年、オーディオブランドSOULNOTEを立ちあげ以後次々に高性能オーディオ製品を誕生させていく。
60万円のDACをはじめとして、プリメインアンプやフォノイコライザーなど高性能な製品作りでマニアを魅了しブランドの定着に成功する。
現在では、オーディオショップが専用コーナーを設けるほどに高級ブランドとして認知されるまでになっている。
デザインは飾り気がないが高級感に溢れるもので、170万円のレコードプレーヤーは工業デザイン的にも極めて見事な作りをしている。
確かな技術力に支えられた高級ハイエンドオーディオブランドを確立し、久しぶりに世界に誇れる日本の新鋭オーディオブランドとして今後の活動に注目したい。
Olasonic(オラソニック)は、株式会社インターアクションのオーディオブランドである。
1991年、創業と同時にオーディオメーカーの回路設計などを受注する。
2008年、リーマンショックで仕事が激減したことをきっかけに自社製品を誕生させ、2010年にOlasonic(オラソニック)ブランドを誕生させる。
Olasonic(オラソニック)ブランドとして発売した卵型の超小型USBスピーカーがヒット商品となり、ブランドが確立していく。
2011年、小型USBスピーカーをコア商品として、iphone用やTV用のラインナップを充実していきブランドの定着に成功する。
その後、D級アンプのNANOCOMPOシリーズを発売し2年連続でグッドデザイン賞を受賞、一躍世界ブランドに伸し上がっていく。
2018年、現在の株式会社インターアクションが事業譲受し事業承継する。
現在でも卵型小型スピーカーの後継機を作り続けながら、NANOCOMPOシリーズを充実させブランド力を更に上げ続けている。