2023年6月27日 09:00
常に人手不足にあえぐIT業界は、1990年ごろから要員確保とコスト削減を目的に急速にオフショアを多用するようになっています。
このオフショアというのは日本国内で発生した業務を海外企業へ委託するもので、現在ではIT業界だけではなくコールセンターなど各種のサービス事業を営む企業が採用しています。
また、輸送コストや郵便料金の国によるコストを考え海外に提携企業を探すニーズも後を絶ちません。
このオフショアは人件費などの問題で日本人を国内で雇用することが困難となったことが大きな要因で、結果的にせっかく自国内での収益も海外法人へお金が流れていってしまっています。
日本のGDPが減少し、近隣の国のGDPが上昇している一つの要因が実はこのオフショアという結果でもあります、それでもIT業界やサービス業界では要員確保とコスト削減が必至であり避けられない問題でもあります。
このオフショアは現在あらゆる業界に広がりつつあります、特にインバウンド事業が盛んになってきている観光や宿泊ビジネスでは現地からサービスする必要性に迫られており、海外サテライトオフィスのニーズも高まっています。
私は、これをクリアする目的で10年ほど前に設立した海外法人を基軸として台湾・ベトナム・タイ・マレーシア・フィリピン・インドネシアなどのオフショア企業を組織化することを検討しています。
国が変われば文化も言葉も食べ物も異なります、そんな不安を解消し現地の日本語が堪能なスタッフと共にグローバルビジネス支援の波は近未来に一気に押し寄せてくると予想しています。
IT業界などのサービス業界でオフショアに精通していた人で、ちょっと思考を凝らして他社にできない独自サービスを構築可能であれば一考の価値ある事業だと思います。