女性は疲れて家に帰ってもそのまますぐ寝ることはできません、メークを落とすために顔を洗わなくてはならないからです、これを怠ると敏感肌の人は翌朝大変なことになると言います。
そんな女性のストレス解消の為にメークしたまま眠っても肌荒れを起こさないコスメが世の中に存在しています、鉱物油を一切使わず医療用の保湿クリームなどをベースに顔料(着色素材)は全て天然のものを使用して肌に優しくファンから支持されています、ここで最も注目すべきは鉱物顔料ではなく天然由来による顔料です。
また短時間のちょいメーク用の簡単に水だけで落とせるコスメもまた別の方向からのコンセプトとして存在します、これは子供用のおもちゃの一つとして既に商品化されています。
これらを総合して機能性コスメと称していますが、各種のニーズにマッチしたこれまでにない商品を作りだそうという調査研究を行っているところです。
肌に優しい天然コスメというと世界的に韓国製に人気があります、韓国は昔から健康先進国で「身体に良い」が美味しいという表現のように料理の基本が健康にある国です、したがって肌につけるコスメもまた刺激の少ない肌に良いものを長期間研究しています。
ここに大きなヒントが有るのかもしれません、肌に刺激の無い天然由来の顔料であれば食品の着色や鉱物アレルギーの人にも優しいはずです。
つまり化粧品のみならず口にするものは勿論のことあらゆるものに応用可能だと思うのです、こういった研究は寝食を忘れるほどに実に楽しいものです。
突然ですが現在世界中に国をあげての「ペット保護」の活動が見られます、その多くはボランティアによるもので私の住む東京都豊島区でも行政とボランティアが一体となって「地域猫運動」が行われています。
多くのボランティアが、地域に住む猫を一旦保護して動物病院で去勢手術やワクチン注射などをさせて解放しています。
人間と野生化したペットが一つの地域で平和に共存できるようにする、これらの活動は是非とも日本全国に広まれば嬉しいと思うばかりです。
犬猫に関してはこういった地域主体の運動が日本中で盛んに行われるようになっていますが、その他のペットに関してはどうでしょうか?
例えば熱帯魚などの魚類や鳥類・爬虫類・昆虫類、これらは逃げ出したり思いの外大きくなって扱いに苦慮した結果、また高価な餌を買う事ができなくなった経済的な理由や引っ越しなどで捨てられていきます。
これらの捨てられた日本在来の種ではない魚類・鳥類・爬虫類・昆虫類は外来種であり、在来種を滅亡させ自然生態系を破壊しつつあります。
川では昔は常に見ることができたメダカやタナゴ、また淡水に生息する貝類はほぼ全滅状態です、その結果ホタルやイトトンボの数も減少し今や日本古来の魚介類や昆虫など多くの種が絶滅の危機に瀕しています。
鳥類や爬虫類も同じことです、日本の自然では環境が違うため生息できないと思われていた鳥類や爬虫類が都会のあちこちで捕獲されています。
動物は環境に応じてどんどん進化していきます、またそれによってこれまでの自然に生息していた種の生態系も変わってきます。
犬猫だけではなく他の多くの捨てられていくペットの保護、これはその動物の命を守ること以上に日本の自然や生態系を守り人間を守ることに繋がっていくのです。
アメリカでは下水の清掃作業員がワニやカミツキガメに噛まれたニュースなどは毎年のように流れています、とは言え悪名高い外来種だって在来種と同じ命ある動物です、人間の勝手で持ち込まれた命をまたぞろ人間の都合によって捕獲して命を絶とうとしている事実、テレビの某番組を観ていてやるせない気持ちになります。
在来種の命は大切でも外来種の命を粗末ににしてもいいのでしょうか、罪なのは外来種の存在ではありません、まずは有害な生物を持ちこまないことです、さらには得てしまったペットは責任を持って最後まで世話をして命をまっとうさせてあげること、そしてどうしても捨てなければならない事情がある場合はそれを保護する方法を考えることが重要になります。
ということで、将来の私の基地である理想郷にこういった外来種が平和に暮らせる環境を作ってあげたいと思うのです、勿論逃げ出さないようにすることと自然災害を想定して流れ出ることなどが起きない安全策も講じます。
魚類や水性爬虫類は池の外には出ませんから自然環境から安全に隔離することができます、洪水などで流れでない山地を購入してそこに人口の池などを作り理想郷の施設の一つにすればいいのかもしれません。
もしくは在来種が絶滅してしまっている沼や池のある場所に施設を作るかです、私が元気なうちに是非成し遂げたいと思うのです。
ハラール食材とは、イスラム法で決められている食べて良いものと食材に関して処理方法と調理方法を守ったものを指しています。
某国際ホテルでイスラム圏の団体観光客に誤って豚肉を使った料理を出し、帰国後にホテルと旅行代理店が訴訟されるというニュースは記憶に新しいものです。
今後、観光大国日本のインバウンドビジネスを考えていくうえでこのハラールの問題は避けては通れなくなってきます。
ハラールでは食べて良い肉類はイスラム法に基づいて処理された鶏肉が主となります、単純に鶏肉だから大丈夫とは言えないのです。
これらのハラール対応は少しずつ進んできており、専門の食材店も増えつつありますが高価でまだまだ普及段階とは言えません。
また表示に関する法制度も曖昧で、中には正確に言うとハラールではない食材も多々あるのも事実です。
特に肉類と魚介類の処理方法に関しては、誤った方法が堂々とハラール専門の食材販売会社のホームページに表示されていたりします。
これらの問題に関して、正確に「ハラール」を謳うにはどうすべきなのか早急に対策を練る必要があります。
一つはハラール用のメニューの導入、他のメニューと一線を引けば誤って食べるということからは解放されます。
この分野では大きく世界から遅れを取っている日本では早急なる対応が急がれます、逆に言えばこういったカルチャーに基づくような問題は大きなビジネスチャンスでもあるのです。
食材と調味料を研究しているうちに面白い事を考え付きました、それが「シーズニング」というカテゴリです。
シーズニングとは機能性調味料のことで、解りやすいのがインスタントラーメンの粉状スープの素です。
現在、日本には多くのシーズニング専門企業が存在しています、これらの企業では天然素材にこだわったシーズニングなど世界中に輸出して利益もうなぎ上りになっています。
シーズニングの素である味のベースは鶏ガラ出汁・トンコツ出汁・カツオ出汁などのスープにスパイスや塩・醤油・味噌などの味付けをします、また風味や独特のまろやかなとろみを加えるなど食感を意識した素をブレンドして専用シーズニングを作りだします。
この技術は世界中の料理の味が一瞬にして再現できるとして、今やこのシーズニング無しではフランチャイジングが行えないほどになっています。
ここで重要なのがシーズニングブレンダーでこれは味覚に優れた人間によって行われています、ブレンダーは素になるスープや料理を見事に再現するシーズニングを数百ある素からブレンドして最終形の配合比率を決める人です。
世界に日本のラーメン屋や日本料理店が多数進出しています、ここでもシーズニングが重要です。
ラーメンの命であるスープや煮もののスープ、これをレシピどおりにお湯と合成油を加えるだけで本家の味と同じスープや煮汁が一瞬にしてできあがるのです。
ほんのちょっと前までは液状の濃縮スープを輸出して現地で希釈して使用していました、ここで問題が発生します、一つは液体を輸入できない国があるという点、そして鮮度を保てず重要な風味が変わってしまうという点、完全に密封しないと腐食するという点、更に輸送コストがかかり現地での販売価格が上がってしまうという点です。
これらの問題がシーズニングでは一瞬にしてクリアしてしまうのです、特に輸送コストは10%以下に落ち、賞味期限も数日~数週間が2年以上と飛躍します。
また化学調味料は使わないので安心して利用することができるものです、このシーズニングはインスタントコーヒーを生んだ日本の伝統文化でもあり、高度技術を応用したお家芸でもあるのです。
このシーズニングという代物に私は調理以外に応用できる可能性を見いだしているのです、ヒントとしてシーズニングの最新技術をあげておきます。
一つはマイクロカプセル化という技術、天然素材で作られた微粉末の中に乳酸菌などの菌類や酵素を活きた状態で閉じ込める技術が実現化しています。
これは今、大手乳業企業が製品化に向け動き出しています、サプリメントでは数年前から実現しています、しかしシーズニングとしてはこれから大いに注目されてくるでしょう。
その他にも最新技術を使い機能食材に転じる大きな課題がクリアになっているのです、このカテゴリはもう食品加工技術ではなくバイオ技術の領域にまで達しているのです。
「アグリテック」という言葉が誕生してから久しいのですが、日本では「不動産テック」や「アートテック」などとと並びいまだに本格的な事例がないのは悲しい現実です。
「アグリテック」とは農業とITの融合を示しており、これまでの多くの事例は効率的な生産や直接販売にITを利用しようとするところに見受けられます。
特に農家が直接販売を意図した際になかなか上手くいきません、この要因の多くは自身でコンテンツをアップしたり管理すること自体ができない、つまりデジタルに弱い人が多い業界だという理由があげられます。
そこで数年前から、大手企業が農業生産者から注文に応じて農産物を仕入れて販売から配送までを行う生産者直販のネット通販などを展開しています、事実これに関しては実を結びつつあります。
ただ、これは単なるネット通販の農産物版であり、果たしてアグリテックと呼べるものなのかという疑問が沸き起こります。
本当に農家の人がITで解決したい悩みはそこではないように思えてしかたありません、私は別の視点でこの「アグリテック」をかなり前から思考しています、農家と利用者と社会の3者3得になる方法は何かという発想が原点に在ります。
現在の農家の人の悩みの多くは生産者の高齢化・跡継ぎ不在・相続農地の有効活用、こんなところに存在しているのが本音ではないでしょうか。
農地は遊ばせておいても固定資産税を取られます、かといって農地法で簡単に売ることもできません、またそこに住居を建てることもできない厄介な法律的問題があるのです、農地を持っているということがリスクになる典型例が現在の日本の多くの農家が抱える大きな問題なのです。
これを解決する方法は私には一つしか思いつきません、そしてそれを実現する具体例も既に設計済みです、バックヤードで機能するITシステムも既に複数所有しています。
やる為のステークス全てが揃っています、あとはやるかやらないかの判断と実行タイミングだけなのです。