2024年11月19日 09:00
外国人向けのインバウンドビジネスが益々広がりを見せていますが、日本に来てからのインバウンドビジネスに対して今後は確実に日本に来る前に既にサービスを受けられるビフォワーインバウンドビジネスが必須になるでしょう。
インバウンドビジネスの多くは、例えば日本であれば日本に来る外国人を対象にした観光や宿泊・飲食・買い物などを主なサービスとしたアフターインバウンドビジネスです。
特にデパートや量販店は積極的で中国人向けの観光客オンリーの店舗も数年前から各社で出店が相次いでいます、表示は全て中国語と英語だけ店員も中国語や英語で応対します、これらのサービスを日本に来る前に行ってしまうというのがビフォワーインバウンドビジネスのメインスキームです。
日本への旅行者向けに日本に来てからどこで何をしようと計画するのではなく、日本に来る前に既に予定を組んでもらおうというもので、空港で具体的なチケットや割引券などを手渡すリアルとWebを連携させたリアルとデジタルの複合サービスです。
また買い物もネットで予約しておき日本に来てから店舗に行き受け取るだけです、待ちのアフターインバウンドに比べて来る前に既に顧客を獲得してしまおうというビフォワーインバウンドビジネス、限られた旅行時間を有効に使う事ができ大きなビジネスになると思います。
このビジネスはすでに中国で開始されており効果を上げています、参加企業もそれぞれの業種を代表するような企業がずらりと並んでいます。
このビジネススキームに照らし合わせるとあらゆるサービスの仕掛け方が変わってきます、事後でなく事前というヒントは他の多くのサービスにも活かされます、出口を用意したうえでの転ばぬ先の杖スキームは全ての業種に適合できると思います。