挨拶の返事でI'm fineは使わない?fineの本当の意味と使い方②
2024年8月20日 09:00
現地で学んだネイティブがよく使うフレーズや文法などを紹介しています。
前回の続きです。
fineと言えば挨拶の返事として"I'm fine."を思い出しますが、実際にはほとんどそのような使われ方をしません。今日はネイティブがfineをどう使うのかについてみていきたいと思います。
①I'm fine.「大丈夫です」
気遣いを受けたときなどに大丈夫だと伝えるフレーズです。
A: Are you OK?「大丈夫?」
B: I'm fine. I'm just a little tired.「大丈夫です。少し疲れているだけ。」
A: Today is her first day of work.「今日は彼女の初出勤の日だ。」
B: She'll be fine.「彼女は大丈夫だよ。」
②(No,) I'm fine.「(いいえ) 結構です」
何かを勧められたときに断るフレーズです。
A: Do you need anything ?「なにかいる?」
B: No, I'm fine. Thank you for asking though.「大丈夫です。聞いてくれてありがとう。」
A: Would you like another drink?「おかわりいかがですか?」
B: No thanks. We're fine. 「結構です。ありがとう。」
③ That's fine.「それで大丈夫です」、「構いません」
提案に対して賛成するや断るとき、相手が何かに対して謝っているときに使うフレーズです。That's OKやNo problemと同じと考えてよいと思います。
A: Can we change the meeting to Wednesday?「会議を水曜に変更していいですか?」
B: Yes that's fine with me.「はい大丈夫です。」
A: Would you like to order it?「(今在庫がないので)取り寄せますか?」
B: No, that's fine thanks.「いいえ結構です。」
A: I'm so sorry, I just broke a plate!「ごめんなさい、お皿を割ってしまいました!」
B: It's fine. Don't worry about it.「大丈夫だよ。気にしないで。」
※文脈によって、またアメリカ英語かイギリス英語かによっても、賛成なのか断っているのかニュアンスが変わってしまうことがあります。
日本語でも「大丈夫です」という意味に2つありますよね。
たとえば、
●白ワインがなくて赤しかないんだけど→大丈夫です(受け入れている)
●手伝おうか?→大丈夫です(断っている)
以前、食事に誘われたとき、"that's fine."と答えました。私は断ったつもりでした。でも「いいね、行こう。」と逆に伝えてしまい迷惑をかけてしまったことがあります。YesかNoかを付ければ間違いがないのでとにかくつけるようにすることをおすすめします。
④Fine.「もういいよ」「わかったよ」
もういいよ!と怒ったり、しょうがないなぁ、わかったよという気持ちを伝える場合に使います。
A: It's none of your business.「あなたには関係ない。」
B: Fine then! Suit yourself.「もういいよ、好きにすれば!」
A: Can you drive me to the station?「駅まで送ってくれない?」
B: Fine. 「いいよ。」
⑤その他
「罰金を科す」という動詞、「罰金」という名詞になります。
I was fined 50,000 yen for speeding and paid the fine next day.
「スピード違反で5万円の罰金を取られて次の日支払った。」
fineはとても便利な単語です。ぜひいろいろな使い方を練習してみてください。