2024年8月27日 09:00
現地で学んだネイティブがよく使うフレーズや文法などを紹介しています。
和製英語について、前回の続きです。
和製英語の種類
①「ペットボトル」など、英単語を並べて作った単語や日本独特の単語
②「アポ」など、元々英単語として存在するが短縮させている単語
③「オードブル」など、英語ではなくフランス語等が語源のため、英語としては通じない単語
④「クレーム」など、元々は英単語だが日本では違う意味として使っている単語
⑤「エネルギー」など、元々は英単語だが発音が違うため通じない単語
のうち今日は前回に続いて、職場でうっかり使ってしまいがちな和製英語②~④についていくつか挙げてみたいと思います。
アポ → appointment
ネゴ→ negotiation
ミス→ mistake
リスケ→ reschedule
オードブル→ appetizer / starter
アルバイト→ part-time job
ex. I work part-time. / I have a part-time job.
レッテル→ label
ex. I was labeled as a hypocrite.
「私は偽善者というレッテルを貼られた。」
ex. It's not nice to label someone.
「人にレッテルを貼るのはよくない。」
サイン→ signature
英語のサインは、動詞に使いますが名詞には使いません。名詞として使う場合は"signature"を使います。
ex. Please sign your name here.
「ここにサインしてください。」
ex. May I have your signature please?
「サインをいただけますか?」
クレーム→ complaint
英語のクレームは「権利をはっきり主張する、それが真相だと断言する」という意味合いになります。空港の手荷物受取所も"baggage claim"と言いますね。
サービス→ free / complimentary
日本語では無料提供することを「サービス」と言いますが、英語のサービスには無料と言うニュアンスが基本的に含まれないため、"This is service."と直訳してしまうと不自然になり通じないことがあります。
スマート→ slender
日本語では細い人を「スマート」と言いますが、英語のスマートは「賢い人」という意味になります。
ナイーブ→ sensitive
日本語では繊細な人を「ナイーブ」と言いますが、英語のナイーブは「鈍感な」「単純な」「考えが甘い」「世間知らずな」という意味になり、相手を見下しているようなニュアンスになってしまいます。
ユニーク→ funny
日本語では面白いという意味で「ユニーク」を使いますが、英語のユニークは「唯一無二の」「比類ない」という意味になり、面白いというニュアンスは含まれないので注意しましょう。
リフォーム→ renovation
日本語では家の改築という意味で「リフォーム」を使いますが、英語のリフォームは組織改革や内閣改造、制度や法律の修正に対して使われる言葉です。
メリットデメリット→ adcantage, disadvantage / pros and cons
日本語では「損得」「良い点悪い点」「利点と不利点」などすべての意味で「メリットデメリット」を使いますが、英語のメリットデメリットとは微妙なニュアンスの違いがあります。
■よく使われるのはadcantage, disadvantageです。
ex. What is the advantages of learning English?
「英語を学ぶメリット(利点)はなんですか?」
■また"pros and cons"という言い方は、ビジネス会話でも日常会話でもよくネイティブが使います。日本でも「プロコンリスト」と言いますね。
ex. We discussed the pros and cons of our new product development.
「私たちは新商品開発のメリットデメリット(良い点悪い点)について話し合った。」
■merit は損得や利点ではなく「美点、価値、功績」というニュアンスを含みます。
ex. Is there any merit here?
「これにはどんな価値があるの?」
ケースバイケース→ It depends
case-by-caseを使う時もありますがほとんど耳にしないです。
ex. Do you usually walk or take a bus to work? →It depends.
「職場まで徒歩?それともバスですか?」→「時と場合によります。」
チャージ→ top up / refill
チャージは「請求する」なので海外で通じないケースも多いです。
ex. I would like to [top up / refill ] my SUICA card.
「スイカにチャージしたいです。」
次回は⑤について説明していきたいと思います。