2022年10月28日 09:00
新たに窮地を脱しようと新事業を立ち上げる経営者が後を絶ちません、そして金融機関から借り入れができないと解ると、資金調達手段の一つとして助成金や政府の支援金を考え始めます。
ここではっきり言っておきますと、確たる事業計画ができていない状況下での助成金や支援金などの返す必要の無いお金ほど厄介なものはありません。
昔から、「ただほど怖いものは無し」ということを頭に入れておくことです。
確たる事業ができていないうちの返す必要のないお金は正直言って何も生みません、最悪は利益を生まないのに助成金をあてにしての先行投資した人材や事業の維持コストが嵩み、むしろ採択されなかった方が良かったという結果だけが残ります。
自身の腹を痛めないで助成金を得て人材確保や設備投資をして成長した企業を未だかつて見たことがありません、統計は実に正しく真実を物語っているのです。
結局のところ経営者が自身の腹を傷めない事業は絶対に上手くはいかない、それだけのことです。
先ずは自身のお金を惜しむことなく投資し、その投資によって生まれた事業の実績を以って更なる高嶺を狙う為に銀行融資で成長段階へステップアップする、この繰り返しで企業は大きく成長していくのです。
自己投資ができない人に成長事業の構築などできるはずはありません、前述のように自分の未来に自信もなく結果責任もとれないということなのですから。