2024年10月23日 09:00
スチーブ・ジョブズは、ipadの完成時に「テクノロジーとリベラル・アーツの結晶がipadを生み出した」という言葉を残しました。
この「リベラル・アーツ」という言葉ですが各種の業界で突然のように使われ出しました、特にAIでは成し得ない教養としてIT業界でもトレンド用語になりつつあります。
「リベラル・アーツ」とは「人間を自由に導く技」と解釈されていますが、具体的には何を指しているのか表現が非常に難しい言葉でもあります。
簡単な解釈では「やりたいことが自由にやれるツールや手法」と考えればよく、具体的には「人間らしさ」を指していると思います。
「リベラル・アーツとAIとの共存によって人間はより人間らしく存在できる」、という思想と考えるのがIT業界に限って言えば正しい解釈なのかもしれません。
これからのIT産業はこういった思想や哲学などの概念に基づいたシステムロジックが重要となり、どれほどのテクニックを駆使しているかという要素は正直何の価値も意味も存在しないようになってきます。
当然のこと最先端を行こうとしているベンチャー企業も無視できない概念になってきます、何故なら「リベラル・アーツ」は陰の教えられて身に着く教養ではなく、あらゆる事項に疑問を持ち自ら積極的に学んでいく陽の教養だからです。
そして覚えるのではなく自ら答えを導くことによって磨かれる教養でもあります、少なくても世に溢れている情報を鵜呑みにしている感情の他者移譲性の人には「リベラル・アーツ」という思想は身につくことはありません。
「覚える」から「自ら考えて答えを出す」という脳のロジックそのものが重要になります、目に見えているものを疑うこと、そして見えない物事の本質を捉えられる洞察力が肝要なのです。
その意味でも「リバラル・アーツ」を身につけるのは簡単なことではありません、しかし新たな思想を身につけられた者こそが、老若男女に関係なく次の時代に勝ち残れる者ということになり次世代に活躍できる人でもあります。
近未来には人間とAIは密接に結びついていき、そして共存共栄を図らなくてはならなくなります。
その瞬間までにどこまで「リベラルアーツ」を意識した行動を起こせるかどうか、この差は雲泥の差となり10年後には明確な形で表面化するでしょう。
成功したいのであれば「リベラルアーツ」という概念と必要性を正確に理解し、そしてそれを取り入れた思考で日々をフレキシブルに過ごしてほしいと思います。
その第一歩は「常に社会に対して疑問を持ち市井の人と同じような生活スタイルから脱却すること」、これに尽きます。