2024年9月25日 09:00
「若さ」を売りにする経営者がいますが、ズバリ若さは売りにはなりませんしマイナスに作用することを理解していただきたいと思います。
大きなビジネスや利益率が高いビジネスの多くは経験豊富な経営者が率いる企業が相手となります、ここで経験豊富な経営者は相手にも同等のビジネスマインドを求めてきます、その際に大きな要素が人生経験となることは至極当然のことです。
つまりは「若いな」と思われただけで機会損失となることなど世間一般的な常識です、これは業務もさることながら出資や提携などはもっとこの傾向が強くなります。
更には法人相手ではなく個人相手でも同じことです、航空会社や銀行などの世界のフラッグシップ企業(国を代表する企業)のCAやカスタマー担当を見てください、ファーストクラスや法人窓口には20年以上のベテランを揃えています。
若い方が得だと思うのはそれなりのステータスレベルの人しかビジネスの対象に考えていないという証拠です、世の多くの成功者や常識人は若さなどをビジネスやサービスに求めてはいません、それほど世の中甘くはないのです。
ビジネスに求められるのは信頼と経験からのノウハウです、そして年齢に相応しい「品格」が備わっているかです。
若さやパフォーマンスを売りにしている人には、それに飛びつく本物とは何かを知らないレベルの人しか寄ってきません、つまり若さやパフォーマンスを良しとするような人達による成功者とは程遠い怪しい謎の集団ができあがるだけです。
結論を言えば、まともなビジネスを本気で行いたいのであれば「若さ」を売りにしている時点で成功からどんどん離れていくと思った方がよいです。
「若さ」など武器でもなんでもなく、せいぜい失敗した時の「若気の至り」という言いわけにできるだけというのが関の山です。
そもそも若さを売りにしている人は他に武器がないからに他なりません、自身のささやかな誇りなどビジネスの世界には一切通用しないことを肝に銘じることです。