2024年8月 5日 09:00
飲食店オーナーは店内外の装飾には拘りを持っても、意外や忘れられがちな事項にBGMを店内に流す音響設備があります。
また、この音響一つで入客数に影響するのですから飲食店オーナーは広い視野で音響設備を捉えなくてはいけません。
食事をする空間は極めて重要で、まさに五感で味が変わってしまうほどなのです。
BGMのジャンルは気にしても音響設備、つまり音の質を意識しているオーナーが少ないのには驚きます。
音は確実に人の心理に作用し、ひいては入客数に大きく影響する事はあまり知られていません。
勿論、その店舗のカテゴリに合わせたジャンルは重要です、店のスタイルに合わせたジャンルは当たり前な事項として意識して欲しいのが流す音楽の音そのものの質であることを理解して欲しいと思います。
工学的な話を致しますと、人間の耳は30Hz(ヘルツ)から17KHzほどの周波数の音を感じることができます。
ここで200Hz以下の音は低音域、200Hzから2KHzまでを中音域、2KHz以上を高音域と分けられますが、このうち重要なのが中音域です。
中音域はどのような人でも最も大きく聞こえる周波数帯です、そして中音域をラウドゾーンとも呼ばれるように最もうるさく感じる音域でも在ります。
また、どのような音響設備でもこの中音域だけはしっかり出るように作られています。
ここで重要なのが、中音域だけの音は神経に作用してイライラさせる音質となることです。
ところが、低音域から高音域まで綺麗に出ている音は中音域が中和されて大きな音でもうるさく感じなくなります、これをフラットな音質と呼びます。
さて、自身の店舗はどのようなスタイルのお店でしょうか?
このスタイルに合わせて音響設備を揃えないと意図した結果が得られないのは至極当然の結果となります。
ブログでは触りの部分しかお話しできません、本当に成功する飲食店にしたいと思うのであれば、どうぞ遠慮なくお声がけください。
最初から料金は頂きません、納得する改善方法を見出してもらい結果が出た時に謝金を考えてただければ幸いです。