2024年11月18日 09:00
「ファザード」とは飲食店舗などの入口周辺を意味する言葉で、飲食店舗コンサルティングでは最も重要視するポイントです。
店内やメニューは充実しているのに入客数が伸びない飲食店や、理想とする客層に恵まれない飲食店の多くはこのファザード戦略に問題があります。
店舗オーナーの陥りやすいファザード戦略の罠で、お金をかけた割に入客数が増えなかったり常連客が増えない理由の一つに「妙な拘り」があります。
例えば、洞穴をイメージしたいのか岩を模倣した造作物を入口いっぱいに張りぼてで囲ったレストランがありました、興味本意で中に入ってみて驚きました、何と中は居抜きで借りたのか喫茶店の内装のままです。
入口にお金をかけて奇抜さを謳うなら徹底して店内も洞穴風の内装を施してほしいです、そこまでできないのであれば、まさに入口も居抜きのまま営業した方が解りやすくて入客数が増えると思います。
更にはワインの樽を所狭しと並べたり帆船を模倣したお店もありますが、いずれも短期間で営業不振で潰れてしまっています。
レストランオーナーはレストランの本分を忘れてはいけないのです、イメージを売るのではなく「愉しく食事をしてもらう空間を売る」くらいの気持でレストランの使命に徹して欲しいと思います。
レストランに来るお客様は食事を愉しむ為に訪れるのです、奇抜な飾りつけに興味本位で入店するお客様は本当に食事を心から愉しもうと考えるでしょうか?
そもそも論なのです、この辺を飲食店オーナーはしっかりと考えてほしいと思います。
ブログでは触りの部分しかお話しできません、本当に成功する飲食店にしたいと思うのであれば、どうぞ遠慮なくお声がけください。
最初から料金は頂きません、納得する改善方法を見出してもらい結果が出た時に謝金を考えてただければ幸いです。