2024年8月22日 08:00
アトピー性皮膚炎は、本来消化器官が未発達の幼少期に起こる皮膚疾患とされてきましたが、近年では成人を過ぎてから発祥するというケースが増えています。
成人過ぎてからの発祥の原因は多くの説が乱立していますが、正確には確定されていません。
ただ共通して言えることは、消化器官が弱い、血圧が低い、代謝能力が低い、免疫力が低いなどの身体特長があることが解っています。
免疫力が低いことから、花粉症を含めたアレルギー症状が起きずらいことも共通しています。
そこで成人性のアトピーの対処法として、これらを改善する栄養素である良質なタンパク質、そして鉄分・亜鉛・銅・葉酸・ナイアシンなどのミネラル群、ビタミンB群を積極的に摂るようにする必要があります。
ちょっと前までは、アトピー患者の人にはタンパク質は更に症状を悪化させるとしてタブー食品とされてきました、そんな誤った対処法でタンパク質を取らなくなり、更に症状を長期化させる人も増えたとする報告も有ります。
成人性のアトピーも50歳を過ぎた辺りから、細胞の変化をきっかけとして完治ではなく寛解(かんかい)を引き起こし症状が出ずらくなるとされています。
さて、アトピーの人に症状を緩和する最適な食べ物があります、それは味噌汁です。
ただ味噌は防腐剤などが入っていない自然のものを厳選し、できれば自家製をお奨めします。
具は野菜と豆腐をたっぷり入れます、カツオや煮干しの天然出汁を使い、味噌は煮立ったら火を止めて70度前後に冷めたら入れるようにすると味噌の酵素も取り入れる事ができ消化吸収を助けます。
上記の味噌汁はカツオや煮干し、そして味噌と豆腐の良質なたんぱく質に加えてビタミン、ミネラルなど全てがいっぺんに摂る事ができます。
野菜はネギかタマネギをベースとして、キャベツ・小松菜・ハクサイ・チンゲン菜などを数種類組み合わせると効果的です。