なでしこ銘柄とは、経済産業省と東京証券取引所とが連携した「女性活用」を推進している企業のリストをいいます。
2012年から公開されており、「女性が働きやすい環境」や「女性の採用」など、女性を積極的に活躍推進を行っている上場企業を選定しています。
具体的には、「女性のキャリア育成」と「家庭と仕事を両立する為の支援」をスコアリングして決定されます。
投資という観点で見ると、直接的に事業に関りのないこういった取り組みを行う企業は「余裕が有る」という判断となります。
永久資産とは、どのように使っても価値が下がらず永久的に使用する事ができる資産をいいます。
具体的には土地がそれに当たります。
土地は、保有した瞬間に資産価値が生まれ、その上にどのような構造物を建てようが、価格の変動こそ有れ資産としての価値は一定です。
土地を不動産と呼ぶのは、こういった理由からです。
対して、永久資産に間違われやすいのが金やプラチナなどの貴金属類です。
これらは加工はできても使う事ができないために、永久資産とはみなされません。
土地を所有できない中国の富裕層が、海外で土地を取得する一つの理由は永久資産を得る為です。
ファンドの世界でも、リスクヘッジの目的で資金の一部を土地に投資する例が見られます。
エクイティファイナンスとは、株式資本の増加を行う目的により行われる資金調達方法です。
銀行等からの間接的な借り入れによる間接調達に対して、エクイティファイナンスは直接調達と呼ばれており、返済の義務を負いません。
また、資本増加という事ですから、合同会社や一般社団法人では行う事はできません。
具体的には、第三者割当増資や転換社債型株式予約券付き社債(CB)などがこれに当たります。
株式予約券が無い社債は、資本に関係なく償還期限に返済する必要があるので、これに当たりません。
尚、エクイティファイナンスを実行するには、資本政策や事業計画など専門家による入念な各種計画が必要です。
資本政策を誤れば第三者に会社を乗っ取られることにも繋がり、また計画通りの利益を出さなければ出資者から、「出資詐欺」だと騒がれる事も念頭に置かなければなりません。
レーティングとは、株などの金融商品に対して金融企業のアナリストが独自の調査によって格付けを行う事を言います。
基本は、「買い」、「中立」、「売り」の三段階ですが更に細かく形容詞を付けた中項目的な言葉を使う事もあります。
また、その根拠となるコメント等を丁寧に付けているレポートも見られます。
投資の初心者の場合には指標の一つとなるのですが、多数の会社のレーティングを同時に見比べてみる事をお薦めします。
企業は利益行為を行う組織です、自己都合を織り込んでいると見るのが正解なのです。
エンジェルとは、将来有望な事業や企業に資金を提供する個人投資家のことです。
多くの場合には起業前や起業直後に行われるため、成功すれば投資資金の数百~数千倍もの利益を生む事も珍しくありません。
また、個人投資家ではなく機関投資家による、非常にハイリスクですがハイリターンを期待できる、こういった起業直後のベンチャーに投資するファンドをエンジェルファンドと呼びます。
多くの国では投資を促し経済を活性化させる目的で投資による利益の税金を優遇するエンジェル税制が存在しています。
更には、海外企業への投資では概ね1億円以上で当該国への入国に関して、投資家専用のカウンターを通って優先的に入国する事が可能となるパスカードが発行されます。