インサイダー取引とは、内部の極限られた人しか知らない情報を得て株式などを売買し利益を上げる行為で犯罪となります。
また、極限られた人しか知らない企業の極秘情報をインサイダー情報と言います。
多くは、企業内部の人の犯行であり、外部の第三者との連携によって行われます。
また、極秘情報を得た社員が家族名義で売買し、インサイダー取引として逮捕されたケースもあります。
ただし、自社株を持つ事自体は禁じられていません。
ここでいう犯罪となるのは、自社株を機密情報を得て短期で売買し利益を上げた場合にのみ適応されます。
センチメントとは、経済の3原則の統計・ファンダメンタルズ・マインドとなり、センチメントはマインドに相当するもので投資市場全体における「心理要素」を指して言う言葉です。
経済要素のマインドの「心的要因」に対して、センチメントは「市場心理」と解釈します。
このセンチメントは極めて読むのが難しいのです。
特に大きな災害やニュースが無くても、突然のように乱高下するとき多くの場合にこのセンチメント要因が絡んでいます。
ちなみに、英語の"Sentiment"の翻訳は、「情」や「感情・心情・気持ち」といった意味があります。
さて、このセンチメントを操り、思った通りの相場に意図的にやろうと思えばできます。
これをマーケットメイクと呼びますが、一歩間違えると「風説の流布」などという犯罪になりますので要注意です。
イールドカーブとは、イールド曲線とも呼ばれる指標で縦軸に金利または利回り、横軸に期間または残期間として、一定の期間における金利や利回りをマークしていきその点を結んだ表を言います。
この表は、一つの投資指標として相場のトレンドを読む際に多用されます。
期間は、1年(短期)、5年(中期)、10年(長期)の3種類が主に用いられます。
長期のカーブに対して短期、中期のカーブは下回る場合が多く、短期投資のタイミングを計る時には必須の指標の一つとなります。
また、先述のように長期が短期・中期を上回る曲線を順イールド、下回る場合を逆イールドと呼んでいます。
基本的には、順イールドでは長期保有が原則となります。
ティックバリューとは、取引の対象の「刻み値」が1単位変化した際に、投資額に対してどれだけの利益がでるかという指標を言います。
ここで、「刻み値」とは、変動する価格の最小単位を指し、円であれば1円、米ドルであれば1セントということになります。
このティックバリューは、先物オプションやFXなどの取引で使われる指標で、最小変化での利益や損失を見極める重要な指標の一つとなります。
仮想通貨では、ベース通貨ごとに売り買いのペアマッチ取引が行われることが有ります、その際にもこういった運用指標という概念が必要になってくるものと思われます。
ここで、ペアマッチとは法定通貨でいうところの為替に相当する基準です。
アルゴリズムトレードとは、コンピュータを駆使して過去のトレンドから最適な売りと買いのタイミングを算出し、自動的に売買できる取引をいいます。
一般的に大手の金融機関がこの方式で運用し、対象の金融商品が乱高下するような相場では、1日で数十億円を稼ぎ出す事も稀ではありません。
株やFXなどでは既に一般的になってきており、個人向けの簡易システムを構築してシステム販売益を得ているIT企業も少なくありません。
それぞれ独自のアルゴリズムを構築しますが、その運用益はアルゴリズムの精度に大きく左右します。
最近では、AIを取り入れたアルゴリズムが台頭してきており、アルゴリズムトレーダーによって相場が勝手に作られていく場合もあります。
また、こういった他のAIトレーダーによって作られた相場を、更に逆手にとって稼ぎ出す賢いAIを搭載したAIトレーダーも存在しています。