2023年7月31日 07:00
ブロックチェーンはこの先地球上に何を齎していくのでしょうか、その答えは「新たなるエコシステム(経済秩序)」という言葉が相応しいのかもしれません。
株式が取引所にIPO(上場)し自由に売買できるようになった当時、たったの数年で無一文の人が巨万の富を得た時代がありました、これが先行者利得という事実です。
アメリカンドリームに代表されるエンジェルファンドの世界では「ファーストムーブアドバンテージ」という言葉が存在します、先に動いた人が有利になるという意味で同じように先行する人が成功することを物語っています。
さて日本のブロックチェーンの現状はどうでしょうか、多くの人はフィンテックつまり金融に絡めたシステムに応用することを第一義としています。
しかしブロックチェーンの本来の優れたポイントであるデータの保障(高信頼性)という意味ではIoTへの応用が最も適切だと思うのです、そういう意味で現在産業用ブロックチェーンの開発が最先端で行われています。
また取引台帳が保障され改ざんできないという点において、今後個人間での相対取引(P2P取引)に大いに活用されていきます。
これも日本は遅れており、海外ではP2P取り引きのコア技術としてブロックチェーンを取り入れようとする動きが盛んです。
さてここでブロックチェーンはどのようにして新たな経済秩序を齎すのでしょうか、そしてその未来は如何なる世界を築いていくのでしょうか?
その答えを知っている人は全世界でも極限られた人達である事だけは事実です、そしてしばらくの間公開されることもないでしょう。
ただ一つ言えること、それはブロックチェーンシステムは運用コストが極めて安価に行えるという点です、仕組みによっては無人化も可能になります。
ここで世界中に広がる個人間取引によるフリーマーケットが家に居ながら利用できるとしたら、いったいどんな経済秩序が生まれるでしょうか?