2023年9月11日 07:00
仮想通貨をビジネスにする、これを聞いて皆さんは何を思い起こすでしょうか?
今現在の状況で仮想通貨ビジネスと言うと仮想通貨取引所の運営、仮想通貨投資アドバイザー、仮想通貨をトークンとした新手の資金調達支援などが上げられます。
しかし私はこれまでの仮想通貨ビジネスではないところに、大きなビジネスドメインを見出そうとしています。
その多くはよく知ったITを駆使した技術分野ということになります、例えば世界の取引所の1日の高値・安値・取引量・現在の板情報を一斉に見ることができる仮想通貨取引トレーサーがあります。
取引所の各種情報は自身がウォレットを開設した取引所であれば何時でも見ることができます、しかしマニュアルで見るのではなく検索エンジンのような仕組みで常に巡回して瞬時に変わる板情報を複数の取引所全てを同時にしかもリアルタイム見るということはそう簡単にできる事ではありません。
これをITを駆使すれば数秒間隔でこれが実現可能です、そしてこのトレーサーをASPクラウド化するだけで一つの大きな仮想通貨サービスが誕生します。
これをベースにすると仮想通貨の複数取引所間での自動アービトラージが実現します、更にはアービトラージをAI化して自動で収益売買できる24時間稼働のアービトラージ・ボットなどもあっという間に実現できるでしょう。
このボットをFXトレーダーのように販売することは上手くはいきません、何故なら販売したらその時点でクライアントとの関係性が終わるからです、また売れれば売れるほど取引の板の乖離が無くなり利益にならないからです。
継続して利益を齎す方法が真のビジネス戦略です、仮想通貨取引ではなくコア技術であるブロックチェーンに関しても斬新なIT技術力が有れば多くのビジネス分野の可能性があります。
例えばブロックチェーンの学習ツール、これは大学や専門学校などで授業に使えます。
ローカルなコンピューター空間だけで駆動するシステムが齎す環境は実際に独自のブロックチェーンを構築し取引のシュミレーションが行えます、こんな極めて特徴的な学習ツールは今のところ世界の何処にも存在していません、これも大きなビジネス分野として世界中に注目されるようになるでしょう。