2023年10月 2日 07:00
この数年間で、急速に世の中にデジタルトランスフォーメーション(DX)化が浸透していきます。
デジタルトランスフォーメーションとは、人間が手作業で行っていた業務のデジタル化を意味しています。
今後は、このデジタルトランスフォーメーションにブロックチェーンが大きく関ってくることは間違いないでしょう。
またそれが一巡すると次に来るのがAIとの融合です、これも時間の問題でありあっという間に確実に実現されていくことになります。
少なくても、銀行や証券会社などの窓口や役所から人間がどんどん消えていく日はそう遠くないでしょう。
そんな時代に人間が行わざるを得ない業務とは何でしょうか?
例えば金融商品を組み合わせての資産構築や運用は、ヒューマノイドの方がはるかにスピーディで確実に答えを出してくれます。
トラブル対応もブロックチェーンを遡ることで原因が究明でき、その対処までヒューマノイドが行うようになります。
その処理スピードは、人間が1年かかる事をたったの数分で行ってしまいます。
つまり、予め決められたルールの中で行われる業務は全てヒューマノイドの守備範囲と言えます。
つまり、ヒューマノイドにできない業務にこそ人間が介在する隙間ができるのです。
その時代に人間が介在する業務を行える人は、まさに企業にとっては宝であり優遇されることは間違いありません。
デジタルトランスフォーメーション全盛期にはどんな人が望まれるのか、これを考える場合にはどんな人が望まれないかを考えてみると解りやすいと思います。
さて、デジタルトランスフォーメーションは何故導入されるのでしょうか、それは人的ミスの一掃と言っても過言ではありません。
では、ミスを起こしやすい人の特徴とは何でしょうか?
多くの人間のミスは、思い込み・排他的思考・合理的思考・プロセスを踏まない短絡的思考・自己利益優先などが根源に在ります。
つまり、数字に表れることがない見えない事実まで広い視野で全てを見通したうえで判断できる人、また手順に課題をクリアして行けるコツコツ型の忍耐力の有る人が望まれるのです。
ヒューマノイドは数値化できる範囲の今の状況だけを拾って一瞬で計算してしまいます、そこには時間と共に変化していく様を捉えることができません、自然とは一瞬の状況で決まることなど存在しません。
そして、数値化できない最も複雑な事象が人の心の中なのです、つまりAIが最も苦手とするカテゴリが人間の心理なのです。
常に変化する価値観や事象に合わせて正確に結論を出し瞬時に行動できる技、そして心の問題とされる損失や犠牲を考慮できる大人の対応、AIが進化しようがこの分野だけは人間の方が常に優れている分野なのです。